夏の健康トラブル、熱中症だけじゃない!脳梗塞にも注意が必要
「健康カプセル!ゲンキの時間」では、夏の健康トラブルとして、熱中症だけでなく、脳梗塞にも焦点を当て、その見分け方や予防について解説しました。
脳梗塞は、脳の血管が詰まってしまう病気で、失語症や半身麻痺、最悪の場合死に至る危険性も。その初期症状が熱中症と似ているため、見過ごしてしまうケースも少なくありません。
番組では、脳梗塞の専門医が、具体的な見分け方を紹介。
脳梗塞と熱中症、あなたは見分けられますか?
脳梗塞は夏に起こりやすい?
一般的に、脳梗塞は冬に多く発生すると考えられていますが、夏も油断できません。夏は、気温が高く、汗をかきやすいことから、脱水症状を起こしやすく、それが脳梗塞のリスクを高める可能性があるのです。
脳梗塞と熱中症を見分けるポイント
脳梗塞と熱中症を見分けるポイントは、以下の通りです。
脳梗塞
片方の腕や足に力が入らない、しびれる
顔面がゆがむ
話し方がおかしい、言葉が出にくい
めまい、ふらつき
意識がもうろうとする
熱中症
頭痛、めまい、ふらつき
吐き気、嘔吐
汗が出なくなる
呼吸が苦しい
意識がもうろうとする
一見、どちらも似た症状に見えますが、脳梗塞は、片麻痺や顔面麻痺など、体の片側に症状が出る場合が多いのが特徴です。
「FAST」で脳梗塞を見極めよう!
番組では、脳梗塞の早期発見に役立つ「FAST」というチェック方法を紹介しました。
FASTとは?
F (Face): 顔 片方の顔面がゆがむ
A (Arms): 腕 片方の腕が上がらない、力が抜ける
S (Speech): 言葉 言葉が不明瞭、うまく話せない
T (Time): 時間 少しでもおかしいと思ったらすぐに救急車を呼ぶ
これらの症状に心当たりがある場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
脳梗塞はなぜ夏に増えるのか?
夏は、気温が高く、汗をかきやすいことから、脱水症状を起こしやすく、これが脳梗塞の原因となる「血栓」を作りやすい環境を作り出す可能性があります。
さらに、夏は、冷たい飲み物や食べ物を取りがちですが、急激な温度変化も血栓を作りやすく、脳梗塞のリスクを高める要因の一つです。
脳梗塞の治療法
脳梗塞の治療法は、発症から時間が経つほど効果が薄れてしまうため、早期治療が重要です。番組では、最新の治療法について解説しています。
脳梗塞は、適切な治療を受ければ、後遺症を残さずに回復できる可能性も高い病気です。早期発見、早期治療が、命と健康を守るために不可欠です。
番組HP: https://hicbc.com/tv/genki/?ref=pr
放送後、番組HPにてアーカイブが公開されます。