日本酒の味わいマップ
2015-05-11 10:02:29
大関が日本酒の新たな味わいマッピングを開発!酒選びをサポートする画期的な手法とは
大関が新たに展開する「日本酒味わいマッピング」
兵庫県西宮市に本社を構える大関株式会社は、数多くの日本酒の味わいを視覚的に理解しやすく表現する「日本酒味わいマッピング」を新たに開発しました。この革新的な手法は、消費者が自分の好みに合った日本酒を容易に選ぶことができるようになることを目的としており、業界内でも注目を集めています。
進化した日本酒の味わい分析
これまでの日本酒の味わいの理解は、主に成分分析と官能評価に依存していましたが、大関の研究チームは「味覚センサー」を用いてより詳細な分析を行っています。このセンサーは、九州大学大学院内で開発されたもので、甘味や苦味、酸味など多様な味覚を客観的に測定し数値化します。このデータと官能評価の結果を組み合わせることで、日本酒の味わいをより深く理解し、視覚化することに成功しました。
味わいの三つの軸と五つのエリア
「日本酒味わいマッピング」では、味わいを3つの主要な軸と5つのエリアに分けて表現しています。これにより、従来の「甘口・辛口」といった一般的な分類に加え、より具体的な特徴である「先味・後味」や「淡・醇」といった側面も加味されています。結果として、それぞれのエリアは、「すっきり」「キレ」「コク」「ふくよか」「おだやか」といった形容詞で表され、消費者が自身の好みを明確に理解できるよう工夫されています。
消費者の酒選びをサポート
このような視覚的な表現により、これまで日本酒の味わいが難解であった部分を解消し、消費者は快適に日本酒選びを楽しむことができるようになります。大関は今後、このマップを商品やウェブサイト、カタログに遊用し、飲食店への適切なメニュー提案や、小売店での選びやすさにも貢献する考えです。
さらに、夏以降には各種学会での発表も計画されており、より広範囲での意見交換やフィードバックが期待されています。日本酒業界におけるこの試みが、今後他社にも影響を与え、新しいスタンダードとなる日も近いかもしれません。
最後に
大関の「日本酒味わいマッピング」は、日本酒の魅力をより多くの人々に伝えるための重要な一歩です。この新たな手法が、私たちが日本酒を楽しむ際にどのように役立つのか、今後の展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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大関株式会社
- 住所
- 兵庫県西宮市今津出在家町4番9号
- 電話番号
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