KYCCが1.5億円の追加融資、RiskAnalyzeの強化と拡大へ

KYCCの資金調達と今後の展望

KYCコンサルティング株式会社（以下KYCC）は、複数の金融機関から1.5億円の追加融資を受けました。この資金は、企業向けリスクチェックツール「RiskAnalyze」の機能強化や市場の拡大を見据えたもので、これにより本年度の資金調達額は合計5.7億円となり、累積で8.65億円に達しました。

資金調達の背景

KYCCは、「日本に健全な経済取引を実現する」というミッションを掲げ、リスク管理ソリューションを提供しています。「RiskAnalyze」は、反社会的勢力のチェックやコンプライアンス管理を目的としたリスク情報提供ツールで、1,000社を超える企業に導入されています。このツールは、企業が安全に事業を運営するための不可欠なアイテムとなっています。

今回の資金調達は、2024年2月に行われたシリーズCラウンドのエクイティファイナンスに続くもので、これまでのシードラウンドからの累計調達額が8.65億円となります。これにより、KYCCはさらなるサービス向上を図ります。

未来への展望

KYCCは今後、企業が持続可能に成長できる環境を作るために、AI技術の強化や新しいデータ連携機能の開発にフォーカスすると共に、国際市場への展開も加速する計画を持っています。これにより、日本だけでなく海外市場でも競争力を高めることを目指しています。

仲間を募集中

事業拡大に伴い、KYCCでは積極的に新たな仲間を採用しています。現在、コンサルタント営業、カスタマーサクセス、エンジニアの職種で募集を行っています。興味のある方は、採用ページをチェックしてみてください。

代表のコメント

代表取締役社長の飛内尚正氏は、創業以来、日本における健全な経済社会の実現を目指してきたと述べています。特に、企業のコンプライアンス体制のデジタルトランスフォーメーションを進めており、数多くの企業が同社のツールを採用していることも評価すべきです。そして、今回の資金調達を踏まえ、さらなる精緻なAI技術の開発やデータベースの構築を進め、多角的なリスク評価が可能なサービスを提供していく方針を明らかにしました。

また、海外のKYC企業とコラボレーションしながら、グローバル市場での競争力を強化し、日本を代表するレグテック企業を目指すとしています。