ブロックチェーン技術の未来へ挑むBlockBaseの資金調達と新たな展望
ブロックチェーン技術は、近年さまざまな業界で注目を集めており、その可能性は無限大です。そんな中、ブロックチェーン導入を専門とするコンサルティング会社、BlockBaseがNOWを引当先に資金調達を行うことが発表されました。これは、同社の今後の成長戦略において重要なステップといえるでしょう。
BlockBaseについての理解
BlockBaseは2018年9月に設立され、ブロックチェーン関連技術のコンサルティング業務およびプロダクト開発を手掛けています。英首相ウィンストン・チャーチルの「Now this is not the end. It is not even the beginning of the end. But it is, perhaps, the end of the beginning.」という言葉をビジョンに掲げ、幅広いビジネスセクターや技術を対象にしているのも印象的です。
同社は、プロトコルやチェーンと既存のビジネスの架け橋となり、ブロックチェーン技術を活用したプロダクトのプロトタイピングを迅速に行っています。特に、顧客データの取扱いやERC-725の技術開発に重きを置き、創業以来、開発者コミュニティに積極的に関与してきました。その努力が評価され、ERC-725 ALLIANCEにも加盟しています。
BlockBaseが提供するコンサルティングサービス
BlockBaseのコンサルティングは、ブロックチェーン技術を取り入れたいと考える企業に多岐にわたるサービスを提供しています。具体的には、以下のような内容です:
- - 課題の把握とプロジェクトスコープの再設定
- - 現場技術者との協力による高速プロトタイピング
- - ボトムアップでのロードマップ策定と経営層への提案支援
これにより、クライアント企業は外部に頼ることなく、自社リソースでブロックチェーンに取り組める体制を整えることができます。特に、BlockBaseの代表である真木大樹さんは、ゲームセクターにおけるスマートコントラクト開発の先駆者として、その実績が期待されています。
NOWとの資金調達背景
今回の資金調達の引き受け先として名を挙げたのはNOW家入氏、梶谷氏です。彼らは、PolipoliやBoostIOなど、ブロックチェーンとオープンソース領域に精通しており、その知見と投資実績は業界で高く評価されています。資金調達の内容は単なる資金提供にとどまらず、事業ノウハウや人的ネットワークの提供も含まれており、BlockBaseの成長を加速させる期待が寄せられています。
調達した資金は、開発体制の強化のために使用される予定であり、今後もクライアントに対して迅速かつ手厚いサポートを実現するための人材基盤の構築に努めるとしています。
BlockBaseの今後の展望
BlockBaseは、これからもブロックチェーン技術の実用化を推進し、真に有用なユースケースを生み出すための活動を続けていくことを明言しています。特に、顧客データの活用に重点を置くことで、様々な業界におけるビジネスモデルの革新を図り、ブロックチェーン技術の恩恵をより多くの企業に届けることを目指しています。
今後、BlockBaseがどのようなプロダクトを世に送り出すのか、その成長に目が離せません。