震災影響で新たに登場した「Pridal」結婚スタイルの魅力とは

近年、東日本大震災の影響により結婚式を自粛するカップルが増えている中、注目を集めているのが新しいブライダルサービス『Pridal』です。このサービスは、結婚式を行う代わりに婚礼衣装を着て写真を撮影し、身内だけで食事会を行うというフォトブライダル形式を提案しています。

『Pridal』に参加する高級ホテルや式場には、東京のホテルオークラやグランドハイアット東京、さらには老舗の椿山荘も名を連ねています。これらの施設で提供されるフォトブライダルは、多くのカップルにとって憧れの体験となるでしょう。人気が高い理由の一つは、手頃な料金設定があることです。最も安いプランは99,800円から提供されており、料金には新郎新婦の衣装レンタル、ヘアセットやメイク、着付け、さらには撮影も含まれています。

また、フォトブライダルは準備にかかる手間が大幅に削減されている点も魅力的です。通常の結婚式ならば、多くの時間と手間をかける必要がありますが、『Pridal』の場合、予約から最短7日後に実施が可能です。このスピード感が、多忙な現代のカップルにとって大きな利点となっています。

昨今の結婚式市場は震災の影響から厳しい状況にありますが、少子化の影響も加わり、結婚式市場全体が縮小傾向にある中で、『Pridal』は新たな可能性を開いています。カップルは事前にホテルや式場のプランを比較し、電子的に予約できるシステムを利用しながら、自分たちの特別な日を柔軟にデザインすることができます。

さらに、『Pridal』の誕生は、需要に応えたものです。結婚式を行わないカップルの中には、記念として「婚礼衣装での写真撮影」と「身内だけでの食事会」を希望する声が多く、市場が求めていた新たなスタイルとして位置付けられています。

このフォトブライダル形式の利用者は、特に「婚約式」を希望するカップルが目立っており、これは結納の欧米版となります。ここから始まる愛の物語を、フォトブライダルで特別な形にすることができるのです。

『Pridal』は、日本が直面する厳しい時代においても、新しいサービスを通じて愛し合うカップルの絆を深めることを目指しています。今後3年間で年間約1万件の受注を目指しており、ブライダル業界での期待が高まっています。

公式ウェブサイトでも詳細な情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。

公式サイト： http://pridal.jp/

こうした新しいブライダルスタイルが、結婚式自粛ムードの中でさまざまなカップルの期待に応え、明るい未来をもたらすことを願っています。