神戸の葡萄ウイスキー
2024-07-26 14:25:26

神戸の蒸溜所が挑む、葡萄香る新しいウイスキーの魅力とは

神戸市に位置する株式会社グロースターズは、2022年10月に「神戸蒸溜所」を設立しました。ここでは、かつて神戸ブランデーを生産するために使われていた直火蒸留釜「アランビック・シャラント」を使い、新たに葡萄香るウイスキーの製造に挑んでいます。本蒸溜所は、珍しい直火蒸留の技術を駆使し、さらには銅製のウイスキースチルを併設しています。これによって、伝統的な製法と新たな試みを融合させたウイスキーの製造を行います。

直火蒸留は、蒸留釜に直接着火する方式で、1000℃以上の炎でじっくりと加熱し、原料の持つ甘みを保ちながら、柔らかく深みのある香りを生み出します。この技術は、昔から存在するものですが、最近では温度管理の難しさからほとんど行われていません。このため、神戸蒸溜所では特にブランデー用の蒸留器の特性を生かしつつ、ウイスキー製造に挑戦しています。

この蒸溜所の歴史を振り返ると、元々この直火蒸留器は神戸市の「神戸みのりの公社神戸ワイナリー」によって1993年に導入されたもの。神戸産の葡萄を100%使用してブランデーを製造するために、これまでの大きな直火蒸留釜での実績があります。しかし、1995年の阪神淡路大震災により生産が中断され、以来約30年の間、蒸留器は眠っていました。時を経て、神戸市はこの蒸留器を再活用する事業者を公募し、ついに2022年秋、神戸蒸溜所がその事業者として選ばれ、蒸留器は復活したのです。

現在、神戸蒸溜所では、すでに製造中のウイスキーを含む様々なリターンがクラウドファンディングサイト「Makuake」で募集されています。例えば、「直火蒸留」の原酒と、「間接蒸留」の原酒を飲み比べることができるセットや、自宅で熟成を楽しむための熟成キットなどの魅力的な商品が用意されています。"

リターンの一例としては、神戸蒸溜所ブランデー釜蒸留限定のNEWPOT 200mlと、銅製ウイスキーポットスチルから取れたNEWPOT 200mlのセットがあり、それぞれの香りと味わいの違いを楽しむことができます。また、小樽を使用した熟成キットもあり、そこでは自宅で熟成を進めることができ、原酒の色の変化を楽しむことができるでしょう。

さらに、OWNER’S CASK Bourbonというリターンもあり、ブランデー用の直火蒸留釜で蒸留された原酒をバーボン樽で3年間熟成させたウイスキーを、700ml瓶にしたものを提供します。これにより、神戸蒸溜所が生み出すウイスキーの独自の香りをいち早く体験できる機会が得られます。

このように、神戸蒸溜所は地域振興とともに、新たな名産品を生み出すことを目指しています。30年以上のブランデー製造の経験を活かしつつ、ウイスキーという新たな分野に挑戦することで、地域のお酒産業のさらなる活性化を図っています。地元神戸との結びつきをさらに深め、全国のウイスキーファンと共に新しい商品を作り上げていくことが期待されています。クラウドファンディングは8月8日から開始しており、しっかりとした支援と共に、今後の展開が楽しみです。公式LINEを登録することで、数量限定の特典情報も手に入れることができるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

神戸蒸溜所が生み出す未来のウイスキー、楽しみにして、ぜひ応援していきましょう!


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会社情報

会社名
株式会社グロースターズ
住所
兵庫県神戸市中央区磯辺通3-1-2大和地所三宮ビル706
電話番号
078-855-7631

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