新製品情報:非絶縁型2in1ダイオードモジュールの販売開始
三社電機製作所が新たに、160A/400Vのアノードコモン非絶縁型2in1ダイオードモジュールを販売開始しました。近年環境問題への関心が高まる中、省エネ機器はますます需要が増加しています。ガスエンジンやヒートポンプ、それにエアコンなどの電源回路において、信頼性や省資源化が重要なニーズとして浮上しています。そのため、本製品はそのニーズに応える形で開発されました。
新製品開発の背景
近年、持続可能な社会を目指す動きが進む中、エネルギー効率を高める製品への期待が高まっています。ガスエンジンやヒートポンプ、エアコンといった省エネ機器は、温暖化対策において特に注目されています。このため、電源回路に使われる部品も、より高い信頼性を求められるようになっています。
三社電機製作所では、これまでの電源装置開発で得た技術と、独自の半導体製造技術を融合し、新たなダイオードモジュールを開発しました。本製品は放熱性に優れ、信頼性が高い非絶縁型パッケージが採用されており、特に長期的な使用においても高い性能を発揮します。
2in1ダイオードモジュールの特長と利点
1.
高放熱構造:
- 非絶縁型パッケージを採用し、内部が低積層構造になっていることで、放熱性能が向上しました。
- ダイオードチップは両面接合により、効率的な熱管理が実現されています。
2.
省資源化:
- ブスバーの削減と配線工数の削減が可能な非絶縁型パッケージによって、資源効率が向上しました。これにより、環境負荷の軽減にも寄与します。
主な用途
本製品は様々な用途に対応しています。具体的には、以下のような分野で活躍が期待されています。
1.
ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン:
- エンジンスターター回路での使用が想定されています。
2.
充電器:
- 需要が高まる電気自動車やモバイルデバイス向けの充電器にも対応しています。
3.
各種電源装置:
- 幅広い産業用途で使える柔軟な設計がなされています。
環境への配慮
新たに開発されたダイオードモジュールは、RoHS指令(2011/65/EU)に準拠しており、環境への配慮も十分に考慮されています。環境負荷を抑えつつも、高性能を実現した本製品は、今後の電源機器の進化に大きく寄与することでしょう。
今後の展望
三社電機製作所では、今回発表したダイオードモジュールを含め、さらなる半導体製造技術の利活用を進めていきます。カスタマイズ製品の展開を強化し、より効率的で小型化された産業用電源機器の開発に邁進していく予定です。
三社電機製作所について
1933年に創立された三社電機製作所は、長年にわたりパワー半導体と電源機器の開発に携わってきました。経営理念として、「常に社会の求める製品の創造に努め、よりよい品質によって社会の発展に貢献する」を掲げ、高品質で高性能な製品の提供に努力しています。さらに詳しい情報は公式ウェブサイト(http://www.sansha.co.jp)からもご確認いただけます。
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