東京藝大出身のデュオ、N nullsが新作アルバムを発表しました

N nulls、待望の新作アルバム『Nowhere Landscapes』リリース

東京藝術大学出身の音楽デュオ、N nulls（ヌルズ）が、ポストクラシカル専門レーベル「NEXTVIEW Labels」から新アルバム『Nowhere Landscapes』を2025年6月27日に配信しました。このアルバムは、作編曲家の永井秀和と指揮者の澤村杏太朗によるユニットの音楽的探求の成果であり、彼らの作品に込められた深い思考と情感が表現されています。

アルバムの構成とコンセプト

『Nowhere Landscapes』は、単なる音楽集ではなく、聴くための体験を提供する一作です。収録されている6曲は、日常のさりげない風景を描写しながら、それぞれが新たな気づきをもたらします。アルバムの冒頭を飾る楽曲「Nimbus」から始まり、最後の曲「Into the Deep end Ⅱ」に至るまで、心の深い部分に触れる旋律が際立ちます。

特に「Into the Deep end Ⅱ」は、神秘的なメロディーが印象的で、リスナーを深い水の中に引きずり込み、癒しを提供する美しいトラックです。N nullsはこのアルバムを通して、聴く人々に安らぎの瞬間を届けようとしています。

アーティストとしてのN nulls

2019年、N nullsは東京藝術大学の同窓生である永井秀和と澤村杏太朗によって結成されました。ユニット名の「N nulls」には、様々な意味が込められています。特に「null」という言葉は、ドイツ語で「ゼロ」を意味し、何もないところから始まる音楽の創造を象徴しています。

彼らは2022年から「ポスト・クラシック」の方向性を明確にし、独自の音世界を構築することを目指しています。クラシックの伝統を大切にしつつも、革新的な音楽を生み出すことに情熱を注いでいます。