別府温泉由来のバイオ素材「RG92」への資金提供を発表したFunds Startups
最近、Funds Startups株式会社(本社:東京都渋谷区)が運営する「Funds Venture Debt Fund 2号」から、温泉藻類バイオスタートアップONSOH株式会社への転換社債による資金提供が行われたことが発表されました。この投資は、別府温泉由来の微細藻類を活用したバイオ素材「RG92」の開発に向けたもので、畜産や水産業において持続可能な解決策を提供することを目指しています。
1. ディープテックの重要性と資金調達
この資金提供は川上から川下までのサポートを行う「オールステージ・ディープテック・デットファンド」の活動の一環であり、2026年6月に1st Closeを完了しています。ディープテック分野は新技術の商用化には時間がかかり、資本の調達が難しいという課題があります。特にONSOHは、独特の開発と商用化を進める一方で、経営者や株主の持分の希薄化を防ぎつつ資金調達を行う必要があります。
2. 温泉藻類の持つ可能性
ONSOHは「温泉藻類の力で世界の畜産・水産にイノベーションを。」というミッションのもと、別府温泉由来の微細緑藻「RG92」を活用し、国内外での販売を目指しています。この藻類は、腸内環境や自然免疫に働きかけ、家畜や養殖魚の健康を維持し、生産性を向上させることに貢献します。特に、インドや東南アジアへの進出も計画しており、グローバルな市場に向けた取り組みを加速させています。
3. 産業の課題に挑む
現代の畜産・水産業は、気候変動、病気、高騰する飼料価格といった多様な課題に直面しています。これらの問題に対処するため、RG92は持続可能な食糧生産を実現し、同時に生産者の収益向上を目指しています。ONSOHの代表取締役、松村暁祐氏は「世界中の生産者の所得を倍増させる」というビジョンを掲げ、研究開発や営業体制の強化に努めています。
4. パートナーシップの重要性
Funds Startupsのエグゼクティブディレクター、武田真樹子氏も、ONSOHのビジョンに共感し、彼らの成長を支援することに喜びを表明しました。彼女は、ONSOHが生産者のニーズを把握し、その声を直接研究開発に生かす態度が大切であると述べています。これは、イノベーションが実際の生産現場にどのように貢献するかを考える上で重要な視点です。
5. まとめ
このプロジェクトは、温泉由来の微細藻類を通して、持続可能な食文化の構築を目指するものであり、未来の畜産・水産業のあり方を示しています。Funds StartupsとONSOHは、これからの成長の可能性を秘めたパートナーシップを築くことで、日本国内外での新たな価値を創造していくことでしょう。この取り組みがもたらす結果に、世界中が注目しています。