賢いエネマネで快適生活
2011-07-08 14:00:28
省エネから創エネ・蓄エネへ!進化するエネルギーマネジメントの未来
省エネから創エネ・蓄エネへ!進化するエネルギーマネジメントの未来
電力不足が深刻化する中、家庭における省エネルギーへの意識はますます高まっています。もはや「省エネ」は当たり前となりつつあり、今注目されているのが、創エネと蓄エネを組み合わせた「エネルギーマネジメント(エネマネ)」です。本記事では、最新の調査結果や専門家の意見を交えながら、エネマネの現状と未来について詳しく解説します。
エネマネへの意識の高まり
近年、日常生活における省エネの浸透率は3割を超え、さらに半数以上の人が今後省エネに取り組む意向を示しています。特に東北・関東地方ではその傾向が顕著です。省エネ家電への関心も高く、LED照明、家庭用蓄電池、太陽光発電システムなどが上位を占めています。東北地方では特に家庭用蓄電池と太陽光発電システムへの関心が高いことが分かりました。
一方、「節電疲れ」も見え隠れしています。節電への協力意向は依然高いものの、「節電による生活の不便さ」への不安は減少傾向にあります。これは、省エネが生活に定着しつつある一方で、長期的な電力供給不安への懸念が薄れてきたことを示唆しているのかもしれません。
創エネ・蓄エネへの期待
今後、「創エネ」に取り組みたいと考える人は50.8%、「蓄エネ」は51.7%にも上ります。過半数を超える人が、創エネ・蓄エネに高い関心を示しているのです。 エネマネそのものへの関心も高く、62.7%の人が取り組んでみたいと考えています。
エネマネは、単に電気を「使わない」のではなく、「創る」「蓄える」「省く」を総合的に考えることで、電力不足への対応と快適な生活の両立を目指します。持続可能なエネルギー社会を実現するための重要な概念と言えるでしょう。
長続きする快適節電のコツ
節約アドバイザー和田由貴氏によると、長続きする節電は「電気を使わない」のではなく「賢く使う」ことが重要です。消費電力の高い家電(エアコン、冷蔵庫、照明、テレビ)を重点的に見直し、賢く使うことで、無理なく節電を続けられます。
具体的には、エアコンの設定温度を1℃上げる、冷蔵庫はエコ家電への買い替えを検討する、LED照明への切り替え、テレビは節電モードを活用するなどが挙げられます。また、電力需要のピーク時間(夏の9時~20時、特に13時~16時)を避けて家事を済ませることも効果的です。IHクッキングヒーターは、ピーク時を避けて使用すれば、消費電力が高いというデメリットを軽減できます。
創エネ・蓄エネの未来
調達・物流コンサルタント坂口孝則氏によると、これからのエネルギーは「創って蓄える時代」に入ります。太陽光発電システムなどの導入コストは下がっており、家庭で発電した電力を販売することも可能です。これは、支出先だった電力が収入源になる価値転換と言えるでしょう。
蓄電池は、緊急時の電力確保だけでなく、日々の電力管理にも活用されます。電力を必要な時間帯に供給することで、電力だけでなく、家事時間なども含めたエネルギーの効率化が期待できます。将来は、蓄電池を備えた住宅が主流になる可能性があります。
パナソニックの取り組み
パナソニックは、「エコアイディアハウス」や「パナソニックリビングショウルーム東京」で、省エネ・創エネ・蓄エネ技術を組み合わせた住宅設備を提案しています。CO2排出量実質ゼロの家を目指した取り組みは、持続可能なエネルギー社会に向けた具体的な一歩と言えるでしょう。
まとめ
省エネから創エネ・蓄エネへ、エネルギー管理の概念は進化を続けています。エネマネを実践することで、電力不足への不安を解消し、快適で持続可能な生活を実現できるでしょう。最新家電や省エネ技術を効果的に活用し、賢くエネルギーをマネジメントすることで、未来のエネルギー社会を築いていくことが重要です。
会社情報
- 会社名
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パナソニック電工株式会社
- 住所
- 大阪府門真市大字門真1048
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06-6908-1131