神奈川大学、ベルトラ、横須賀市の観光プログラムとは
神奈川県横須賀市で、新たな観光プログラムが始まりました。この取り組みは、神奈川大学の観光ラウンジ、旅行予約サイト「ベルトラ」、そして横須賀市が共同で実施するProject Based Learning(PBL)型プログラムです。昨年に続くこのプログラムは、学生に実践的な学びを提供し、地域活性化を目指しています。
PBL型プログラムの意義
PBL(Project Based Learning)とは、学生がチームを組み、設定された課題に対し協力しながら解決策を考える学習手法です。参加する学生たちは、横須賀市の地域資源を活用し、観光事業に新たな価値を創出することを目指します。また、横須賀の「自然」「サステナブル」「食」「健康」といった4つの軸をもとに、独自の視点からその魅力を発掘する役割を担っています。
取り組みの流れ
本プログラムは以下のようなステップで進行します。まず、5月11日から6月22日までの間、学生はチームに分かれてフィールドワークを行い、三浦半島を巡ることで実際の環境に触れながらプランを考えます。このフィールドワークでは、「三浦半島周遊きっぷ」を活用し、横須賀エリアの隅々まで探訪する機会が与えられます。そして、7月16日に最終プレゼンテーションが行われ、各チームのアイデアが発表されます。
横須賀市の観光資源について
横須賀市は、東京湾と相模湾に面し、豊かな自然が特徴の街です。歴史的な遺産も多く、ペリー来航や横須賀製鉄所がその象徴です。その地域性が生み出す観光資源は多様で、特に「よこすか海軍カレー」は名物として知られています。学生たちは、こうした地域特有の資源をどう活用し、新たな観光の提案につなげるのか、その期待がかかります。
ベルトラと横須賀市の連携
このプログラムでは、ベルトラが提供するオンラインメディア「YOKKA」にて、横須賀市の魅力に関するコンテンツが発信される予定です。学生が考案したツアー案は実現可能なものが選出され、「ベルトラ」のサイトで掲載されることになります。これにより、学生たちの成果が具体的な形となり、多くの人々に届くことを期待しています。
参加する学生の声
このプログラムに参加する学生たちは、実際の現場経験を通して学びを深めることができる貴重な機会と捉えています。また、地域活性化に貢献することで自己成長につながると感じているようです。地域の魅力を探求しながら、自らの手で提案を行うことができるこのプログラムは、彼らにとって大きな挑戦となることでしょう。
おわりに
このように、神奈川大学、ベルトラ、横須賀市の連携によるPBL型プログラムは、地域資源を再発見し、観光振興に寄与することを目指しています。横須賀の未来に向けた新たな一歩が、学生たちの提案により作り出されることを期待し、引き続きその動きを見守りたいと思います。