ダイセーロジスティクスが体験入社動画を導入
物流業界の急成長を促進するため、株式会社ダイセーロジスティクスが「体験入社動画」を採用しました。この新しい取り組みは、企業と求職者の間のミスマッチ解消を目指し、物流業界における採用プロセスを一変させる可能性を秘めています。
向き合うべき採用の課題
近年、物流業界は新たな時代を迎えています。東日本大震災による物流網の混乱とECの進展により、物流の重要性はますます高まっています。しかしながら、企業が求める人材と求職者の実際の認識との間に大きなギャップが存在することが問題視されています。求人票に掲載されるのはテキストだけであり、実際の職場環境やチームワークといった「入社後のリアル」を伝えることが難しいため、多くの求職者が「入社後のミスマッチ」を経験しています。このような状況が続く限り、物流業界における人材の定着と活躍は難しいでしょう。
「体験入社動画」とは何か?
ダイセーロジスティクスは、その問題を解決するために、体験入社動画を導入しました。この動画は、実際に同社で働く様子をリアルタイムで撮影したもので、社長や役員、社員のインタビューとともに、具体的な業務内容や一日の流れを紹介しています。これにより、ダイセーロジスティクスが築いている挑戦を支援する企業文化や、若手社員が経営に参画するジュニアボードについても視覚的に理解することができます。
採用の新たなアプローチ
この導入はただの採用動画に留まらず、求職者の「仕事内容がイメージしにくい」「体力的に難しそう」といった漠然とした不安を解消する手段となります。動画を通じて、これまでのテキスト情報だけでは伝えられなかったリアルな職場環境を求職者に届けることで、意欲的かつ適性のある応募者を増やすことが狙いです。
さらに、ダイセーロジスティクスは「体験入社AI」というAI技術も活用しており、この新サービスが体験入社動画との相乗効果によって、高精度なマッチングを実現しています。求職者の希望条件や職歴を基に、最適な求人企業をAIが分析し、提案することで、より効率的かつ効果的な転職活動をサポートします。
未来への可能性
ダイセーロジスティクスが目指しているのは、2114年の売上69億円から2024年には140億円、さらには2029年には300億円に達することです。ただ成長を追求するだけではなく、同社は「マッチング人材」を獲得し、企業の成長を支える戦略を持っています。このような取り組みは、物流業界が抱える人材確保の課題解決へ向けて貢献するものと期待されています。
企業の展望
本社が鎌倉市に位置する株式会社体験入社の代表取締役、松本聖司氏は「ニッポン株式会社の人事部へ、働く力で国を伸ばす」というミッションのもと、AIと動画を組み合わせることで、入社後のリアルを効果的に伝え、求職者と企業の最適なマッチングを実現することを目指しています。ダイセーロジスティクスの事例は、まさにその先駆けと言えるでしょう。
当社のサービスがもたらすインパクトを通して、今後も急成長を遂げる物流業界の未来が楽しみです。