親主導の習い事、その理由は?
子どもの習い事、皆さんはどのように決めていますか?最近では、子どもの自主性を重んじ、本人がやりたいことを尊重する声も多いですが、実際には親の意向が大きく影響しているケースも少なくありません。
株式会社NEXERと青山ラジュボークリニックが共同で行った「子どもの習い事に関するアンケート」では、実に57%の親が「子どもの希望ではなく、親がやらせた習い事がある」と回答しました。
親が習い事を決める理由
親が子どもの習い事を決める理由は様々です。アンケートでは、将来役に立つと考えている親や、子どもの安全を守るため、水泳を習わせたいと考えている親が多く見られました。
特に、水泳は30.5%の親が子どもにやらせているという結果に。これは、いざという時に役立つスキルと考え、子どもの安全を第一に考えている親が多いことを示しています。
また、ピアノや英会話といった習い事も人気が高く、それぞれ24.1%と27.8%の親が子どもの希望ではなく、自分の意向で選ばせていることが分かりました。
ピアノに関しては、親自身の経験や、音楽を通して豊かな人生を送ってほしいという願いから選ばれるケースが多いようです。英会話については、将来役に立つスキルとして、グローバルな社会で活躍してほしいという期待が込められていると考えられます。
子どもの希望と親の期待のバランス
今回のアンケート結果からは、親が子どもの将来を真剣に考え、そのためのサポートとして習い事を選択している様子が伺えます。
しかし、一方で、子どもの希望を尊重し、好きなことをやらせてあげたいという声も多く聞かれます。
子どもの自主性を育むことは重要ですが、同時に、親としての責任と将来への期待も持ち合わせています。
習い事を通して、子どもが新しい世界に触れ、成長していくことを願うのは、親として自然な気持ちでしょう。
大切なのは、子どもの希望と親の期待のバランスをどのように取るのか、その方法を見つけることです。
習い事を選ぶヒント
習い事を選ぶ際には、以下の点を参考に考えてみましょう。
子どもの興味関心: 本人が興味を持っていること、楽しいと思えることを優先しましょう。
将来の役に立つスキル: 将来、役に立つスキルを身につけることができる習い事を選ぶのも良いでしょう。
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親のサポート: 継続するには、親のサポートが不可欠です。時間的、金銭的な負担を考慮し、無理のない範囲で選択しましょう。
習い事は、子どもにとって貴重な経験になります。ぜひ、親子で話し合い、子どもの将来を見据えた上で、最適な習い事を見つけてあげてください。