シティネットが全店舗に「プロポクラウド」を導入
神奈川県を中心に不動産業を展開する株式会社シティネットは、取引実績が10,000件を超えるなか、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。2024年11月から、全5店舗でハウスマートが提供する営業支援システム「プロポクラウド」を新たに導入することが決まりました。これにより、シティネットは顧客の希望に合った物件提案や、データ分析、営業活動の効率化を図ります。
「プロポクラウド」とは?
「プロポクラウド」は、不動産売買仲介会社向けの営業支援システムです。顧客の条件に基づき、最新の物件情報や売却関連のコンテンツを自動的にメールで送信します。このシステムでは、不動産売買仲介に特化したデータベースを利用して、迅速に顧客への物件提案が可能になります。営業担当者の負担軽減だけでなく、顧客ニーズに合った提案が実現できるため、業務効率も向上し、顧客満足度のアップをもたらすことが期待されています。
さらに、「プロポクラウド」はSaaS(Software as a Service)型のサービスであり、PCやスマートフォンからもいつでもアクセスできます。これにより、顧客管理や物件検索、重要顧客の優先リスト作成など、営業に必要な機能を一つのプラットフォームで提供します。
シティネットの業務効率化の取り組み
シティネットはこれまで、不動産売買事業の中で顧客体験の向上や業務効率化に注力してきました。2022年5月に川崎支店で「プロポクラウド」の試験導入を行い、その効果を実感。その結果、全店舗での導入が決定されたという背景があります。
同社は、今回の「プロポクラウド」導入を通じて、業務のスピードアップと共に、より質の高いサービスを提供することで顧客との信頼関係の強化を図ります。これにより、さらなる不動産売買の促進に繋げる考えです。
シティネットとハウスマートの協力
シティネットは、2000年に設立以来、宅地建物取引業、建設業、損害保険代理業などを手掛ける企業です。代表取締役の北林秀元氏は、顧客にとってより便利で有意義な不動産取引を実現するため、今後も技術革新を取り入れ続ける意向を示しています。
一方、ハウスマートは不動産営業支援のSaaS「プロポクラウド」を開発・運営しており、シティネットのDX推進は自社のサービスの広がりにも寄与するものです。こちらの企業は、2022年から不動産売買業界の迅速なデジタル化を支援してきた実績があります。
まとめ
「プロポクラウド」の全店舗導入は、シティネットが不動産取引の効率化を目指す重要な一歩となるでしょう。デジタルな環境の整備を進めることで、顧客にとっても利便性の高いサービスが提供されることは間違いありません。今後、シティネットとハウスマートの連携がどのように業界に影響を与えていくのか、大いに期待されます。