新D2CブランドCOCOROMeの挑戦
神戸に拠点を持つ株式会社COCOROMeが設立され、「日本のモノづくりを未来へ繋ぐ」という目的のもと、直接消費者へ製品を届けるD2C(Direct to Consumer)モデルを推進しています。初の製品として、栃木レザーを使用した「COCOROMe mini Wallet」が登場します。この新しい財布は、現代のライフスタイルに合わせたデザインと機能性を兼ね備えています。
日本のモノづくりの現状と課題
「日本のモノづくりは30年で衰退している」と語るのは、代表の中村誓宏氏。彼は、個人事業で革製品を販売する中で、多くの工場や職人と向き合い、後継者不足や価格競争の厳しさを実感しました。
日本の技術力は依然として高く評価されているものの、その一方で国内の作り手たちは多くの課題に直面しています。COCOROMeは、これらの問題に正面からアプローチし、技術と伝統を次世代に伝えるためのブランドとして誕生しました。
COCOROMeの設立メンバー
中村氏と共同創業者の遠矢貴大氏は、異なる専門分野での知見を持ち寄り、COCOROMeを立ち上げました。中村氏はアパレル業界での経験を活かし、消費者のニーズを把握することの重要性を強調しています。これに対し、遠矢氏は、地方の工房が持つ独自の技術とその背景に宿る物語に深い理解を示しています。
「作り手」と「使い手」の架け橋としての役割を果たすことが、COCOROMeのビジョンです。
COCOROMeのこだわりと品質
COCOROMeの製品は、ただの「日本製」ではなく、品質に対する徹底したこだわりが反映されています。特に栃木レザーを贅沢に使用した財布は、環境に配慮した製造過程が特徴です。伝統的な植物タンニン鞣しによる革は、使い込むほどに色艶と深みが増します。
加えて、熟練の職人による細部へのこだわりが製品のクオリティを高めています。美しいコバ処理や均一なステッチは、見た目の美しさだけでなく、耐久性の向上にも寄与しています。
新しい時代に向けた製品設計
COCOROMe mini Walletは、現代のキャッシュレス社会においても使いやすさを追求したデザインです。薄型でコンパクトながら、十分な収納力を備えています。必要なカードや現金をスムーズに収納できる設計は、ビジネスパーソンにとって最適な相棒となることでしょう。
さらに、Makuakeでの先行販売を通じて、多くの方にその魅力を直接届けることを目指しています。多様なカラーとサイズで展開される「COCOROMe mini Wallet」は、ただ財布ではなく、挑戦するすべての人のための相棒です。
まとめ
COCOROMeは、日本の伝統を守りつつ、新たな挑戦を続けるD2Cブランドです。消費者との直接的なつながりを重視し、作り手たちの想いと技術を未来に紡いでいくプロジェクトにぜひ注目してほしいです。今後の展開が楽しみです。