教務システムの実態調査
2023-12-12 10:00:02
教務システムの使いづらさに関する衝撃調査!教員の7割以上が導入済みシステムを使いこなせていない現実
教務システムの実態:使いづらさへの声と理想のシステム像
近年、学校現場における業務効率化のため、教務システムの導入が進んでいます。しかし、その実態は必ずしも順風満帆とは言い切れません。システックITソリューション株式会社が実施した調査によると、教務システムを導入済みの教員の7割以上が、そのシステムを使いこなすことに困難を感じているという驚くべき結果が明らかになりました。
調査結果:使いづらさを阻む要因
この調査は、中学校・高等学校教員1006名を対象としたインターネット調査で、2023年11月9日に実施されました。その結果、「教務システムを使いこなすのが難しいと感じることは多いですか?」という質問に対し、「はい」と回答した教員が74.2%に上りました。「いいえ」は19.0%、「どちらでもない」は6.8%でした。
では、具体的にどのような点で使いづらさを感じているのでしょうか?「使いこなすのが難しいと感じる場面」を複数回答で尋ねたところ、最も多かった回答は「他のシステムと連動しておらず、システムそれぞれで変更が必要(54.7%)」でした。実に半数以上が、システム間の連携不足に苦慮していることが分かります。
それに次いで、「操作性が悪い(34.7%)」、「活用したい機能がない(32.6%)」といった回答が挙がりました。これらの結果から、教務システムの使いづらさは、システム間の連携、操作性、機能の不足といった複数の要因が複雑に絡み合っていることが示唆されます。
教員が求めるシステム像:シンプルさ、柔軟性、連携性
では、教員は理想の教務システムに何を求めているのでしょうか?「教務システムに求めること」を複数回答で尋ねたところ、「操作がシンプルで簡単(47.5%)」が最も多く、「業務に合わせて柔軟にカスタマイズしてくれる(45.4%)」、「他システムとの連動がしやすい(42.8%)」と続きました。
これらの回答から、教員は、シンプルで使いやすいインターフェース、学校ごとのニーズに合わせた柔軟なカスタマイズ性、そして他のシステムとのスムーズな連携性を強く求めていることが分かります。これらの要素は、教員の業務負担軽減、ひいては教育の質向上に直結する重要なポイントと言えるでしょう。
システックITソリューション株式会社とMajor School System
今回の調査を実施したシステックITソリューション株式会社は、高等学校向け教務・校務支援システム「Major School System」を提供しています。同社は、学校現場のニーズを深く理解し、フルカスタマイズ可能なシステムを提供することで、これらの課題解決に貢献することを目指しています。
Major School Systemの特徴として、Excelとの連携機能、サーバ障害時でもPC単体で運用可能な堅牢性、シンプルな操作性などが挙げられます。また、個別指導に役立つ個人カルテ機能も実装されています。
同社のシステムは、オンプレミスとクラウドの両方に対応しており、学校規模や予算、システム環境に合わせて柔軟な導入が可能です。学校関係者からの高い評価を得ており、導入を検討する学校関係者の89%が導入を希望しているというデータもあります。
まとめ:教員の負担軽減と教育の質向上に向けて
教務システムは、教員の業務効率化、ひいては教育の質向上に大きく貢献する可能性を秘めています。しかし、現状では使いづらさからその潜在能力を十分に発揮できていないのが実情です。
今回の調査結果を踏まえ、学校関係者には、自校のニーズに最適なシステム選定、そしてシステム導入後の運用方法の見直しを行うことが求められます。シンプルで柔軟性があり、他のシステムと連携しやすい教務システムの導入によって、教員の負担軽減と教育の質向上を実現していくことが重要です。
会社情報
- 会社名
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システックITソリューション株式会社
- 住所
- 岡山県津山市沼6-8
- 電話番号
-
0868-25-2131