里親月間を祝う特別キャンペーン
10月は国家が設けた里親月間です。この時期、私たちは特に子どもたちの福祉と支援を考える機会を持つことが求められます。特に児童虐待の相談件数が22万件を超え、そのうち保護される子どもはわずか約2%にとどまっています。この現状を踏まえ、養育里親の拡充は急務となっています。
認定NPO法人日本こども支援協会(以下、支援協会)は、この里親月間に合わせて、株式会社バントウと共同で特別なキャンペーンを実施します。このキャンペーンは、過去9年間にわたり全国で里親制度の啓発を続けてきた支援協会の経験を生かして、より多くの人々に里親制度について知ってもらうことを目的としています。
キャンペーンの概要
この共同キャンペーンは、2024年10月4日(里親の日)から10月31日まで行われます。期間中、全国のバントウの餃子販売店で、里親啓発リーフレットが封入された餃子商品が販売されます。販売される5,000個の餃子の売上の5%は、里親制度推進のために寄付されます。この取り組みは、単に制度の認知を広めるだけでなく、実際に里親として活動する人々を増やすことを目指しています。
支援協会は、里親に興味がある人々に向けて、ガイドブックの提供やオンラインでの現役里親との質疑応答セミナーの開催を通じて、より体系的に情報を発信することにも力を入れています。これにより、里親制度に関心を持つ人々の理解を深め、実際の行動につなげることを目指しています。
日本こども支援協会について
日本こども支援協会は、子どもの人生を取り戻すことを目指す機関であり、里親啓発や支援活動に力を注いでいます。代表理事の岩朝しのぶさん自身も10年以上にわたる養育里親の経験を生かして、実践的な支援を行っています。協会が提供する「ONE LOVE」プログラムには、1,000人以上の里親が登録し、日本最大規模の虐待予防アクション「ORANGE WALK」も盛況に開催されています。
株式会社バントウについて
バントウは、全国168箇所でセルフ餃子店「業餃業」を展開し、「日本の食卓を支える」ことに貢献する企業です。食品卸事業や食品メーカー向けのデジタル変革(DX)に取り組み、社会への貢献を心掛けています。これらの事業を通じて、地域の食文化を支え、未来を形作る活動を続けています。
まとめ
里親月間の取り組みを通じて、私たちは子どもたちの未来に目を向けることが必要です。食を通じた啓発キャンペーンは、子どもたちに対する理解を深めるだけでなく、未来の養育里親の増加にも寄与するでしょう。ぜひ、この機会に里親制度について考えるきっかけを持ってみてはいかがでしょうか。