ParafeedとNeuroFlexが業務提携、国内外でのめまい診療を加速

株式会社ParafeedとNeuroFlexが業務提携を発表

株式会社Parafeedは、眼球運動の研究で名高いカナダMcGill大学の名誉教授であるMimi Galianna氏が設立したNeuroFlex, Inc.と業務提携を結びました。この提携によって、Parafeedが開発した医療機器「REEVEER-PitEye」の海外展開の可能性が高まってきました。

眼球運動研究の重要性

眼球運動は、体のバランス感覚や平衡機能に密接に関連しており、特にめまいの症状に影響を与えます。国内においては、めまいを感じる高齢者が四人に一人発症しているとされ、医療機関では、めまいの診断と治療が急務です。さらに、国内のめまい患者数は約220万人に達しており、高齢化が進む今後、世界的な需要が高まることが予想されます。

Reeveer-PitEyeの役割

Parafeedの「REEVEER-PitEye」は、日本国内の内科や耳鼻咽喉科で広く利用されており、めまいを訴える患者や医師にとって重要なツールとなっています。この度の業務提携が進むことで、同機器の海外での利用が実現する可能性が増し、より多くの患者にそのメリットを提供できるでしょう。

NeuroFlexの技術

NeuroFlexは、VR技術を活用した頭部外傷スクリーニング評価アプリを開発しているスタートアップ企業で、同社の技術は高い評価を受けています。特に、視線追跡技術を搭載したヘッドセットは、スポーツチームやリーグにおいて採用されており選手の安全を守るためのツールとしても注目されています。

未来への展望

今回の提携は、REEVEER-PitEyeの海外販売に向けた試用ライセンスの提供を目的とするものであり、これによりParafeedは今後の海外展開に一歩近づくことになります。さらに、NeuroFlexと共に、より多様な医療機器の開発や新しいソリューションの提供を目指していく計画です。

株式会社Parafeedのビジョン

Parafeedは、メディカルおよびヘルスケア領域において、社会が抱えるさまざまな課題を解決することを志しています。人材や経営コンサルティング、最先端技術を活かした医療機器やITソリューションの開発を通じて、幅広い医療ニーズに応える活動を展開しています。今後も多くの患者や医師に向けたソリューションを提供し続けていくことが期待されています。