ネパール人と日本の架け橋となるスピーチコンテスト
神田外語学院が、Sun’s Son株式会社と共催で「第1回 ネパール人対象全日本日本語スピーチコンテスト」を開催することが発表されました。このイベントは、在日ネパール人の日本語スキルや文化理解を深める目的で行われます。決勝戦は2025年2月22日(土)に新宿区で予定されており、事前に行われた動画審査を通過した18名の参加者が登壇します。
日本におけるネパール人の現状
最新のデータによると、2024年6月末時点で日本国内の留学生は約37万人、その中で約7万人がネパール人として、中国に次ぐ多さを誇ります。特に、近年ではネパール国内での日本語学習の熱が高まっており、日本語能力試験の受験者数も急増しています。このような背景がある中、スピーチコンテストは様々な文化交流を促進し、両国の理解を深める場となるでしょう。
コンテストの特色
参加者は次の2つのテーマから1つを選び、日本語でスピーチを行います。これにより、日本に住むネパール人が自身の視点で体験や文化を語り、多文化共生のための新たな気づきをもたらします。
- - テーマ1: 日本人に伝えたいネパールの良いところ
- - テーマ2: 日本に来て見つけた日本の良いところ
このコンテストは、留学生や学生に限らず、日本に居住する全てのネパール国籍の方々が参加可能です。このオープンなスタンスによって、多様な背景を持つ方々の貴重な体験や見解を耳にする機会が増えるでしょう。
表彰内容
審査の結果に応じて、以下のような賞が用意されています。
- - 最優秀賞: 50,000円(全カテゴリーから選出)
- - 優秀賞: 20,000円(各カテゴリーから1名ずつ)
- - 参加賞: Amazonギフト券2,500円
これは、努力を重ねる参加者たちへの素晴らしい励みとなることでしょう。
夢を追うネパール人学生たち
神田外語学院では、現在31人のネパール人学生が在籍し、彼らはそれぞれの夢に向かってひたむきに努力をしています。例えば、SHRESTHA PRAJWOLさんは、8年前にご両親が働く日本に来日し、ホテリエとなる夢を持っています。彼女は日本の高校を経て神田外語学院に進学し、日本人学生と共に活動する中で、言語スキルや異文化理解を高め、都内の外資系ホテルに就職しました。
このように、在日ネパール人学生たちは、神田外語学院での充実した学習環境の中で成長し、夢を実現するための足場を築いています。
スピーチコンテストの詳細
このスピーチコンテストは2025年2月22日に、ソルマリ新大久保店ホール(東京都新宿区百人町)で開催されます。参加資格は日本在住のネパール人で、主催は神田外語学院とSun’s Son株式会社となります。現在、応募受付は終了していますが、参加者たちがどのようなスピーチを披露するのか、とても楽しみです。
結び
このスピーチコンテストは、在日ネパール人の日本語能力や文化理解を広げるだけでなく、日本とネパールの架け橋となる重要なイベントです。相互理解が深まり、今後の多文化共生社会の発展に寄与することを期待しています。