藤和那須リゾートの保護犬譲渡活動が注目されています

誰かの家族になる使命を背負って

栃木県那須町を拠点に活動する藤和那須リゾート株式会社が推進する『SOS活動』が、近年注目を集めています。この活動は、保護犬たちに新しい家族を届ける譲渡活動であり、2024年には100頭の譲渡を達成したと発表されました。これは、過去の2022年45頭、2023年48頭の数値を大きく上回るものです。

SNSを通じた新しい試み

『SOS活動』は2017年にスタートし、その目的は捨てられたり行き場を失った犬たちに新しい家族を見つけること。藤和那須リゾートでは、栃木県や茨城県の愛護センターから保護犬を引き取り、日々お世話をしながら那須ハイランドパークと那須高原りんどう湖ファミリー牧場のSOS犬舎で里親探しを行っています。

特に、SNSを活用した情報発信が功を奏し、多くの方々からの関心を集めています。譲渡を希望する犬に関する情報やその犬の個性、性格などを詳細に紹介することで、より多くの人々に保護犬の存在を知ってもらい、新しい家族を見つける手助けをしています。

譲渡数の推移

これまでの活動では、341頭の犬が引き取られ、そのうちの270頭が新しい家族の元へと旅立ちました。2025年も引き続き、この活動を続ける意向を示しており、更なる譲渡数の増加を目指しています。藤和那須リゾートの社長、岩本大二郎氏は「一頭でも多くの命を救うために、私たちの活動は続いていきます」と力強く語っています。

日本におけるペットの現状

日本はペット大国ですが、その一方で、捨てられた犬たちの命が危ぶまれる現状もあります。そんな背景から、藤和那須リゾートの活動には大きな意味が存在します。『SOS』には「Small life One can Save」という意味が込められ、ひとつの小さな命を救うことの重要性を訴えています。

豊富なアトラクションと犬友達

この保護犬活動が行われている那須ハイランドパークは、遊園地としても名を馳せています。約40種類のアトラクションが揃い、特に犬と一緒に楽しめるアトラクションやフォトスポットが充実しています。これにより、訪れる人々は、保護犬の譲渡を考えるきっかけを得ることができるかもしれません。

また、那須高原りんどう湖ファミリー牧場もグループ会社の一つとして、家族で楽しめるレジャー施設として人気を集めています。