オーガニック給食の未来
2024-10-17 22:48:18

オーガニック教育の最前線!リンデンホールスクールがJAS認証を取得

オーガニック給食の先駆者、リンデンホールスクール



福岡県に位置するリンデンホールスクールが、日本初となる全課程でのオーガニック給食を通年で提供する学校法人として、JAS(日本農林規格)に基づく認証を取得しました。この認証は、食材の安全性と持続可能性を追求する上で重要なステップとなります。

JAS認証の意義



「有機JAS認証」とは、有機材料を用いていることを第三者機関が確認し、その証としてマークを授与される制度です。特に、今回取得した「JAS0004」は、学校給食にオーガニック野菜を100%使用することが求められる厳しい基準をクリアしてのもの。これにより、子どもたちに安心で健康的な食事を提供できる土台が整ったのです。

給食へのオーガニック導入の背景



リンデンホールスクールでは、2019年からオーガニック野菜を給食に取り入れる取り組みを始め、2021年には全ての野菜をオーガニックにしています。食材の質にこだわり、地元の農園から取り寄せた旬の食材のみを使い、手間暇かけて調理されるこの給食は、栄養価の高いメニューが揃っています。

食材選定のこだわり



和食中心の献立: 日本の伝統的な味覚を大切に。地元の有機農法で育てられた野菜や、国産のお米、魚、肉を使用。
発芽玄米の採用: 健康に良いとされる発芽玄米を使い、栄養バランスに配慮。
自家製発酵食品: ぬか漬けや甘酒など、発酵食品を積極的に取り入れています。
土に還す取り組み: 調理過程で出た野菜や果物の皮をコンポストに変え、学校の畑で再利用する循環型のシステムを構築。子どもたちが環境問題について考える機会を提供しています。

認証取得までの道のり



JAS認証を取得するためには、80%以上の有機材料を使用し続けるという厳しい条件が課せられます。このため、給食メニューは常に見直され、提携先の農家との連携が不可欠でした。地産地消の理念のもと、オーガニックパパ株式会社や地元農園と協力しながら、旬の食材を反映した献立作りを行いました。

リンデンホールスクールの理念



「身体は食べたもので作られる」という考えのもと、子どもたちの健康な成長、環境保護を最優先にしています。郷土の美味しさを生かしたオーガニック給食を通じて、将来、子どもたちが「この給食が自分を支えてくれた」と思えるような教育を実践していくつもりです。

給食に賭ける思い



杉本総料理長は、厳しい基準をクリアする過程で感じた苦労と喜びを語ります。「毎日食べたオーガニック給食が未来を作る」と信じて、さらなる改善と挑戦を続けていく決意を示しています。学校の校長である都築明寿香さんも、関係者の協力を得てこの目標を実現したことに感謝しており、未来の食環境をより良くするために尽力すると言います。

結論



リンデンホールスクールのオーガニック給食は、子どもたちの健やかな成長を支え、環境にも配慮した持続可能な食教育の新しい形を示しています。これからの時代に求められる食育の在り方として、大いに注目されるべき取り組みと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
都築学園グループ
住所
福岡市南区玉川町22番1号
電話番号

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