大阪の医療現場が変わる!リアルタイム翻訳「VUEVO」の導入
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(PxDT)は、2025年3月から、ひとひとケアクリニックにリアルタイム翻訳サービス「VUEVO」及び「VUEVO Display」を導入します。これは日本国内の医療機関として初めての試みであり、特に外国籍患者が多く集まる大阪市生野区において、医療受診の利便性を飛躍的に向上させるものです。
導入の目的と背景
大阪市生野区は多国籍、超多文化地域で、韓国や朝鮮からの在留者に加え、最近ではネパール籍の方々も増えています。しかし、言語の壁が外国籍患者の受診を妨げる障害となっている現実があります。そのため、ひとひとケアクリニックは、院内DXの一環として、音声認識や翻訳機能が備わったVUEVOを導入し、患者とのコミュニケーションを円滑にすることを目指しました。
使われる翻訳サービス「VUEVO」と「VUEVO Display」
「VUEVO」は独自のワイヤレスマイクとアプリを利用して、聞こえにくい方とのコミュニケーションを支援します。また、360°から集音し、複数人の会話をリアルタイムで表示。さらに、24の言語に対応した翻訳機能や要約機能を備えています。一方、「VUEVO Display」は翻訳した会話を透明ディスプレイに表示し、視覚的なコミュニケーションを促進します。
導入によるメリット
1.
外国籍患者の受診環境向上
医療用語を含む説明がリアルタイムで翻訳され、患者の安心感を高めます。また、語学が不自由なスタッフでもスムーズに業務を行えるため、コミュニケーションロスが減少します。
2.
スタッフの業務負担軽減
通訳が必要な場面でも、VUEVOのサポートにより、業務をスムーズに進められます。これにより、医療提供者にかかる負担が軽減されます。
3.
他医療機関への影響
日本国内での初導入事例として、今後多言語対応に課題を抱える他の医療機関への普及が期待されます。利便性の向上により、「言葉の壁」が理由で受診を諦める事例が減少することが期待されています。
代表者のコメント
ひとひとケアクリニックの院長、中村一仁氏は、VUEVOを初めて見た際、「これだ」と直感したと語ります。「相手の伝えたいことが透過してくるようで、心と心が通じ合う温かいコミュニケーションを生み出す魔法のようです」と述べ、外国籍患者に日本の医療を受けやすくする環境が広がることを願っています。
今後の展開
ピクシーダストテクノロジーズは、今回の導入を踏まえ、医療業界での多言語対応の支援を継続し、より快適な診察体験を提供していく意向です。
「VUEVO」は、技術の進展と共に医療現場に新たな価値をもたらします。
https://vuevo.net
tags: #医療 #多言語対応 #大阪市生野区
この取り組みが、医療の各現場でどのような変化をもたらすのか、今後の動向に注目です。