MOVIMASとオムロン提携
2016-09-07 18:50:02

MOVIMASとオムロンの提携が切り開く再生可能エネルギーの未来

MOVIMASとオムロンが連携を強化し、再生可能エネルギー分野において新たな一歩を踏み出しました。MOVIMASは、オムロンが提供する住宅用太陽光パワーコンディショナ(PCS)の一次代理店として、同社のハイブリッド蓄電システムを手に入れることができるようになります。この提携により、二社は共同で新たな遠隔監視システムと蓄電制御システムの開発に着手し、MOVIMAS IoTプラットフォームサービスの機能の一環として「MOVIMAS ENG」サービスを提供する予定です。

再生可能エネルギー市場において優位な立場を築くため、MOVIMASはオムロンの技術を駆使して、自社がアグリゲータとなり、再生可能エネルギーの売電ビジネスにも進出する計画です。特に、太陽光発電と農業が両立するソーラーシェアリング事業にも力を入れることで、持続可能なエネルギー利用の新しい形を探ります。今後は、両社が協力して、遠隔制御による蓄電池の充放電制御の実証実験も行う予定です。

「MOVIMAS ENG」の特長の一つは、従来の太陽光発電に加えて、小水力や地熱発電と蓄電システムを統合したハイブリッドエネルギーマネージメントシステムを提供する点です。このシステムによって、地域が保有するエネルギーの最大活用が可能となり、IoTを使って発電量の監視を実現します。具体的には、出力を固定設定する充放電指示機能も備えており、地域のエネルギーを柔軟に活用できるようになります。

オムロンの三相PCS(KPTシリーズ)は、省令に準じた出力制御にも対応するため、エナジーインテリジェントゲートウェイ(KP-MU1F)とのセット使用が推奨されています。また、このシステムは異容量のV結線に対応しており、外部商用トランスを必要としないため、初期コストが抑えられます。変換効率も94%と高く、売電の向上が期待できる設計です。加えて、自立運転機能を持ち、停電時には6kWの非常用電源も提供します。回路数の対応も柔軟性があり、PVパネルの接続方法に応じた様々なニーズに応えられるようになっています。

一方、オムロンのハイブリッド蓄電システムは、小型かつ軽量な設計で、設置スペースの確保が容易です。また、重塩害に強いタイプもラインナップされており、島嶼部や沿岸部などでも利用可能です。このハイブリッドシステムでは、太陽光発電との連携によって発電電力を最大限に活かすことができます。

「MOVIMAS ENG」の提供開始は、2016年の冬を予定しています。IoT市場のさらなる発展が期待される中、再生可能エネルギー分野でのMOVIMASとオムロンの取り組みが注目です。

会社情報

会社名
株式会社MOVIMAS
住所
東京都新宿区西新宿1-26-2新宿野村ビル12階
電話番号
03-6279-0485

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