フェンディ、2025年春夏メンズコレクション「フェンディクレスト」を発表

フェンディの新たな幕開け「フェンディクレスト」

イタリアの高級ブランド、フェンディが2025年春夏メンズコレクションとして「フェンディクレスト」を発表しました。このコレクションは、メゾンが創業100周年を祝うために特別にデザインされたもので、家族とイタリアの職人技をテーマにした「フェンディクラブ」を核にしています。

「フェンディクレスト」は、フェンディの伝統的な要素を取り入れたデザインが特徴です。具体的には、メゾンの代表的な「セレリア」ステッチを思わせるピンストライプや、マドラスチェックのスーツなどが含まれています。この新たな紋章は、ブランドのアイデンティティと歴史を象徴するものとして位置付けられています。

紋章の秘められた物語

この「フェンディクレスト」は4つの異なるパートから構成されており、それぞれ独自の意味を持っています。一つ目は「ペカン」のストライプモチーフ、これは1983年に誕生したパターンで、フェンディの控えめな贅沢さを表現しています。二つ目は、フェンディのアイコニックな「FF」ロゴで、1965年にカール・ラガーフェルドが創作したもので、無限の創造性を象徴しています。

三つ目は、ローマ神話に登場するヤーヌスで、過去と未来の二面性を表し、フェンディの哲学との強い結びつきを示しています。最後に、エドアルド・フェンディが妻に贈った絵画からインスパイアを受けた「フェンディスクワレル」が盛り込まれており、ブランドの物語が色濃く反映されています。

バラエティに富んだ展開

「フェンディクレスト」は、ダブルブレストブレザーやポロシャツに刺繍として施され、編み込みカシミアニットのパッチとしても展開されます。また、幾何学的なモチーフがデザインされたシルクやコットン製のシャツや、アクセサリーにもこの紋章が使われ、アイテムの種類は多岐にわたります。ダークグリーンの「ペカン」ストライプがあしらわれたキャンバス製トートバッグには、この「フェンディクレスト」が大きなパッチとして込み込まれ、さらにはキャップやネクタイにも飾られています。

2025年春夏コレクションでは、「ピーカブーソフト」に新たにスモールサイズが追加。贅沢な「クオイオローマ」レザーが用いられ、同色のレザーと調和する光沢仕上げの「フェンディクレスト」がプリントされています。この「ピーカブーソフトスモール」は、フェンディイエローとライトダスティブルーの2色展開で、華やかなアイテムとして新たにラインナップに加わります。

販売情報

「フェンディクレスト」は、フェンディの直営店及び公式オンラインストアであるfendi.comにて、2025年2月上旬から購入可能です。伝統と革新が融合したこのコレクションは、単なるファッションアイテムにとどまらず、フェンディの歴史をも形作る重要な役割を果たします。

フェンディの新展開に注目しつつ、お気に入りのアイテムを手に入れてみてはいかがでしょうか。

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