第2回ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作『グレイメン』発売！

第2回ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作『グレイメン』が全国書店で発売開始

2012年2月24日、国際的小説アワード「ゴールデン・エレファント賞」の第2回大賞を受賞した石川智健氏による小説『グレイメン』が全国書店で発売されました。

著者の石川智健氏は、26歳の現役会社員。150作品を超える応募作品の中から、その高いストーリー性と世界観が評価され、見事大賞を受賞しました。

本作『グレイメン』は、全身灰色の服を着た主人公「グレイ」が、自殺を図ろうとした人々を救い、ある崇高な目的のために奔走するミステリー小説です。スケール感の大きなストーリー展開と、国際的な読者にも訴求する世界観が、選考委員の高い評価を得ました。

すでにアメリカと韓国での出版も決定しており、アメリカでは12月、韓国では7月の発売を予定しています。今後の更なる展開にも期待がかかります。

佐野史郎氏朗読のオーディオブックも配信開始

小説『グレイメン』の発売を記念して、俳優の佐野史郎氏によるフリーオーディオブックが配信されています。作品の魅力を音声で堪能できる、貴重な機会となっています。

幅広い応募者層から選ばれた傑作

第2回ゴールデン・エレファント賞には、ミステリー、SF、ファンタジーなど、様々なジャンルの作品が応募されました。応募者は会社員、教師、主婦、クリエイターなど、多様なバックグラウンドを持つ人々が参加し、その半分以上が出版経験のない一般応募者でした。

特に会社員の応募者が全体の約20%を占めており、石川氏をはじめ、第1回大賞受賞者も一般企業に勤めながら受賞を果たしています。このことは、才能は年齢や職業にとらわれないことを示す、大きな示唆と言えるでしょう。

ゴールデン・エレファント賞について

ゴールデン・エレファント賞は、日本の優れたエンタテインメント小説を発掘し、世界に発信することを目的とした国際的な小説アワードです。日本、アメリカ、中国、韓国の出版社が共同で運営されており、世界で活躍できる日本人の作家を発掘・育成することを目指しています。

『グレイメン』あらすじ

主人公の佐久間遼太郎は、職場でのいじめから自殺を図ろうとしますが、灰色の服を着た男「グレイ」と出会います。「グレイ」は、宝石強盗を巧みに実行する一方で、彼自身も自殺を図ろうとした者たちを救っており、ある崇高な目的を持って行動していることが明らかになります。

「グレイ」の正体は、柚木怜。未成年者3人組による家族殺害という悲劇的な過去を持つ彼は、歪んだ正義感から日本銀行と造幣局の破壊という大胆な計画を実行します。その計画は、クリスマスイブに決行されます。