ヨーロッパ戦国時代の激闘を描く!
2024年11月27日(水)、株式会社ワン・パブリッシングが新たにリリースした『神聖ローマ帝国三十年戦争第2巻』は、シリーズ累計1059万部を誇る『センゴク』の作者である宮下英樹による期待の歴史作品です。本作は、特にヨーロッパの歴史をテーマにした初の試みと言える作品で、多くのファンが待体していた第2巻です。
待望の続編が遂に到着
この第2巻のリリースは、昨年10月の第1巻以来、実に1年1ヶ月の時を経て実現しました。時代背景は17世紀初頭の神聖ローマ帝国であり、歴史描写が豊かで、戦争がもたらした影響や人々のドラマが細やかに展開されるのが特徴です。特に、今ではドイツ、オーストリア、チェコを含む地域に点在する帝国の小さな領邦たちの独立性が強調されており、カトリックとプロテスタントの対立が緊迫した状況の中で物語が展開します。
激動の時代が生んだ争い
物語は、新教派であるボヘミアの人々が旧教のハプスブルク家に対抗し、一大蜂起を起こすところから始まります。旧教の王フェルディナントが鎮圧軍を動員し、その結果、三十年にわたる戦争が幕を開けます。本巻ではファルツ選帝侯フリードリヒ五世が主な登場人物として、新教と旧教の融和を目指します。彼はボヘミアでの新教派の蜂起を支援するため、傭兵部隊を派遣するところから物語が進みます。
対立と秘策の行方
第2巻では、ファルツ選帝侯とハプスブルク家の激しい軍事衝突が描かれるだけでなく、時の皇帝マティアスの死去がもたらす不安定さが二人の立場をさらに厳しくします。皇帝の座を狙うフェルディナントとそれを対抗するフリードリヒとの間で繰り広げられる激しい皇帝選挙戦は、本作の重要な要素となっています。
フリードリヒがこの選挙で勝利を収めるために考え出した秘策は何なのか、その中でどういった策略や行動が取られるのかは、本作での重要な楽しみの一つです。果たして勝利は彼の手に舞い込むのか、選挙の結果はどうなるのか、この第2巻でその結末が描かれます。
この歴史小説は、まさに激動のヨーロッパを舞台にした人間ドラマであり、歴史ファンを虜にすることでしょう。ぜひお手に取り、当時の情勢を感じながら物語を楽しんでください。
【商品情報】
- - 書名: 神聖ローマ帝国三十年戦争(2)
- - 著者: 宮下英樹
- - 定価: 770円(税込)
- - 発売日: 2024/11/27
- - 判型: B6
- - ISBN: 9784651204796
- - 電子版: 有
- - ワン・パブリッシングWebサイト: リンク
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