庭園デザイナー石原和幸氏が語る自然と調和した住まいの魅力

自然と調和する住まいの再考

2025年10月8日、東京都品川区で、株式会社アイ・シー・ジー（以下、icg）の25周年を祝う特別講演が開催されました。この講演には、世界的な庭園デザイナー石原和幸氏が出席し、彼のデザイン理念と、icgが推進する「YUIE PROJECT」の具体的な取り組みについて語りました。ゼロから創造する住空間の重要性と、そこで植物と共存する暮らしの在り方が中心テーマとして扱われました。

YUIE PROJECTとは

YUIE PROJECTは、LIXILの豊富な歴史と実績を基に、人の生活に寄り添った住宅製品を提供することを目的とした事業です。このプロジェクトでは、特に植物を愛する人々に向けた「YUIE BOTANICAL」という新たなシリーズが注目されています。

icgは、「自然の癒し、趣味、遊び、仕事」をテーマにした生活空間の提案を通じて、これまでに築いた25年の経験を基に、より豊かな住環境を提供しています。自然とともに過ごすことができる住まいを実現するため、石原氏とのコラボレーションが始まりました。

当日の講演内容のハイライト

当日は、LIXIL住宅研究所の川口智子氏が壇上に立ち、YUIE BOTANICALの魅力を紹介しました。このシリーズでは、「植物との調和空間」をテーマにし、室内外を結ぶ新たな居場所の提案が行われました。川口氏の話によると、植物を取り入れた暮らしは、視覚的にも癒しをもたらし、生活に彩りを与えるとのことです。

特に「バスタイム」では、植物を眺めながらリラックスできる空間を設計することが提案されました。これにより、日常生活に自然を取り入れることができるのです。また、植物の世話をしやすくするために考えられた空間設計も、参加者の興味を引きました。

未来を見据えた住環境の実現

LIXIL住宅研究所は、YUIE PROJECTを通じて、今後も多様化する理想の暮らしを実現していく考えです。特にニッチなターゲットに向けた商品シリーズを強化し、トータルコーディネートによってお客様の理想の住まいをサポートする方針です。

YUIE BOTANICALシリーズは、今後さらに展開される予定で、植物との共存を実現できる住環境の提供に力を入れています。このプロジェクトは、単に住宅を提供するだけでなく、生活全般に対して新たな価値を加えるものとしています。

石原和幸氏のデザイン理念

講演の中で紹介された石原和幸氏の庭園デザインについても、参加者の間で高い関心を集めました。氏は、英国チェルシーフラワーショーで数多くのゴールドメダルを獲得しており、その作品は自然の美しさを引き出すことに特化しています。彼のデザインは、観る人々に自然との一体感を感じさせるもので、多くの個人宅や商業施設においてもその手法が生かされています。

これからの住まいは、ただの住居ではなく、自然と調和した新たなライフスタイルの実現を目指したものとして進化していくことでしょう。YUIE PROJECTは、その先駆けとなることが期待されています。さあ、あなたも自然と共に育む新しい住環境を考えてみませんか？