長大とSkyDriveが空飛ぶクルマの共同プロジェクトを推進

長大とSkyDriveによる空飛ぶクルマプロジェクト

2023年から新たな移動手段として注目されている空飛ぶクルマ。特に、株式会社長大と株式会社SkyDriveの業務提携が進展する中でその実現に向けた動きが加速しています。両社は2023年5月26日に、SkyDriveが開発した空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」のプレオーダー契約に合意しました。この協力により、空飛ぶクルマが新たな交通手段として日常生活に取り入れられる時代が近づいていると言えるでしょう。

長大のインフラ経験を活かす

長大は1968年に設立され、道路や橋梁、都市計画をはじめとするインフラ整備に関する豊富な経験を有する企業です。ここ最近では、空飛ぶクルマに関するプロジェクトに取り組んでおり、2020年頃から各自治体や企業と協力し、実証試験を重ねています。空飛ぶクルマを利用することによって、より便利で効率的な社会の構築を目指しています。

SkyDriveの開発と目指す未来

一方、SkyDriveは2018年に設立され、「日常の移動に空を活用する」というビジョンのもと、空飛ぶクルマの開発に注力しています。彼らは2020年に日本初の公開有人飛行試験を成功させ、現在3人乗りの機体を開発しています。2024年には製造を開始し、2026年には型式証明取得を目指す計画です。

空飛ぶクルマの社会実装に向けて

両社の連携は2022年6月から始まり、これまでの協業を通じて離着陸場の設置に向けた具体的な検討が進められています。2025年には大阪の森之宮エリアで、ポスト万博を見据えた空飛ぶクルマの社会実装に向けた環境調査を開始する予定です。この地域での実装を通じて、観光促進や地域間の移動、物資搬送など様々なニーズに応えるユースケースを模索しています。

トップからのコメント

長大の代表取締役社長、野本昌弘氏は、「空飛ぶクルマ事業は当社にとって新しい挑戦であり、観光や地域活性化など様々な場面で活かせると考えています」と述べ、SkyDriveのCEO、福澤知浩氏は「長大との提携により、社会実装の実現が一歩前進した」とコメントしました。これにより、両社は地域課題を解決するためのプロジェクトに貢献できるのではないかと期待されます。