SFA、食品ロス削減を報告
2025-04-25 18:34:21

ポーランドでの食品ロス削減イベントでSFAが実証実験の成果を報告

SFAがポーランドで食品ロス削減の取り組みを発表



2023年、ポーランドのワルシャワにある生命科学大学で開催された「Challenge for reduction food loss and waste through DX and AI applications」において、一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(SFA)が食品ロス削減に関する実証実験の成果を報告しました。このイベントには、SFAの渡辺達朗理事(専修大学)をはじめ、消費者庁の田中誠室長や岡山大学の松井康弘准教授、博士後期課程のMaja Sutkowskaさんを含む多くの専門家が参加し、日本国内での食品ロス削減の取り組みが紹介されました。

イベントの概要



今回のイベントは、食品ロス削減に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)や人工知能(AI)の活用をテーマにしています。SFAは、昨年度から株式会社ライフコーポレーションとネッスー株式会社と共に進めている「小売企業の店舗で発生する食品ロス」を減少させるための実証実験についてプレゼンテーションを行いました。このプロジェクトは、販売できなくなった農産物や日配食品を子ども支援団体や育成家庭に寄贈することで、食品ロスの削減と子どもへの食支援を両立させることを目指しています。

実証実験の詳細



実証実験は昨年の10月から始まり、都内の足立区を中心に展開されています。具体的には、ライフ店舗で残った食品がどう活用されるかを検証するために、支援が必要な家庭や子ども食堂に寄贈される仕組みが整備されました。寄贈実績としては、食品寄贈プラットフォームを利用し、1か月あたりの寄贈対象商品の実現率は63%を達成しました。また、最終的には寄贈実現率が64%に達したことを、研究や活動で確認しています。

この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)に関連するものであり、特に飢餓を減らすための取り組みとして注目されています。今後は、より多くの企業との連携が期待されており、全国の食品ロス削減活動に貢献していくことが求められます。

SFAの活動について



SFAは、食品ロス削減の課題に取り組むコンソーシアムとして、多様な企業や専門家が連携し、持続可能な食品システムの構築を目指しています。取り組みには、未来の消費者を育てるための食育プログラムや、プラスチック資源循環に関する勉強会、学生団体の活動支援なども含まれています。各プロジェクトは、地域コミュニティと連携することで、より根ざした活動となり、持続可能な社会への貢献が期待されています。

今後の展望



将来的には、SFAはこの実証実験の成果を基に、さらなる発展を目指します。ポーランドでの発表は、日本の取り組みの国際的な知名度の向上にも寄与するでしょう。世界中で食品ロスが問題視される中、日本のモデルケースが他国の参考になることが望まれます。発表資料は後日、ワルシャワ生命科学大学の公式ウェブサイトに掲載される予定ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
一般社団法人サステイナブルフードチェーン協議会
住所
東京都千代田区神田神保町3-8専修大学商学部渡辺達朗研究室
電話番号

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