外国人宿泊客向けオンライン診療サービスを開始する志賀高原プリンスホテルの新たな試み

志賀高原プリンスホテルが外国人宿泊客向けのオンライン診療サービスを開始

長野県の志賀高原プリンスホテルが、エムスリーキャリア株式会社との業務提携により、2025年1月7日から外国人宿泊客向けのオンライン診療サービスを提供することを発表しました。この施策は、オーストラリアを中心とした多くの外国人が宿泊する中で、滞在中の健康問題を解決するための新たな試みです。

背景

志賀高原プリンスホテルは、外国人宿泊者に対するサービスの向上を常に追求しています。特に、平均宿泊日数が3～5泊の外国人客は、滞在中に何らかの健康不安を抱える場合があり、そのために必要な医療サービスを提供できることが重要だと認識しています。そこで、オンライン診療サービスの導入を決定しました。

サービス概要

このオンライン診療サービスは、その名も「HOTELde DOCTOR 24」。対応言語は22言語で、医療通訳サービス付き。これにより、宿泊者は言語の壁を感じることなく、安心して診察を受けることができます。予約は簡単で、館内のQRコードをスキャンして受診受付フォームに必要事項を入力するだけです。申し込み後は、最短1時間で診察が可能となります。緊急の場合は、ホテルが協力医療機関に連絡を取り、適切な医療対応を受けられる体制を整えています。

具体的な流れ

1. 宿泊客からの受付: 館内に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取り、受診を受付けるフォームにアクセスします。
2. エムスリーキャリアによる手配: 医療従事者が手配され、宿泊者に診療時間が通知されます。
3. 緊急時の対応: 医師が判断した緊急の場合、症状や既往歴をホテルに連絡し、適切な医療機関へ情報提供が行われます。
4. 医療機関での受診: 最終的には、宿泊者が医療機関で診察を受け、必要に応じた治療が施されます。