東京・東村山の西武新宿線下り線が6月に高架化！交通渋滞解消に期待

東村山の西武新宿線が高架化へ

東京都は西武鉄道と連携し、西武新宿線、国分寺線、西武園線の連続立体交差事業を進めています。この一環として、2024年6月29日に西武新宿線の下り線を高架化する工事を実施します。これにより、府中街道を含む4か所の踏切の遮断時間が短縮され、交通渋滞が緩和される見込みです。

具体的な工事内容と日程

工事は令和7年の6月28日（土）終電後から始まり、6月29日（日）初電前までの予定です。ただし、悪天候などの影響により延期される場合は、7月5日（土）終電後から6日（日）初電前に変更される可能性があります。この工事により、下り線の約2.3kmが高架に切り替わりますが、列車の運休はなく、通常通り運行されます。

事業の背景と目的

連続立体交差事業は、東京都が取り組む重要なプロジェクトであり、踏切による交通渋滞の解消と、分断されたまちの一体化を目指しています。この新宿線下り線の高架化に続き、国分寺線や西武園線、新宿線の上り線についても、高架化に向けた工事が進む予定です。

この事業全体の延長は約4.5kmで、新宿線が2.3km、国分寺線が0.8km、西武園線が1.4kmです。歴史的にもこの地域で交通渋滞は長年の課題となっており、高架化によって利便性が大きく向上すると期待されています。プロジェクトの総事業費は約935億円で、この投資により、地域の交通インフラは大きな改善が見込まれます。