中西金属工業と日本ハネウェルが自動車業界向け提携を締結

中西金属工業と日本ハネウェルの新たな提携

中西金属工業株式会社の輸送機事業部は、日本ハネウェル株式会社と自動車業界を対象とした販売店契約を締結しました。この協力により、業界内のサイバーセキュリティ対策が一層強化されることが期待されます。

背景

昨今、自動車生産施設やサプライチェーンは標的型サイバー攻撃にさらされています。これに伴い、ITとOT（運用技術）の活用が生産現場では不可欠とされており、マルチベンダーに対応できる制御システムの知識や組織力が求められています。自動車業界の進化とともに、その生産環境を完全にセキュアなものとする必要性が高まっています。

提携の内容

中西金属工業は、自社の長年の経験と日本ハネウェルの最先端のサイバー攻撃対策技術を組み合わせることで、自動車生産施設やサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃の脅威に立ち向かうことを目指します。この新たなビジネス展開においては、次のような活動が行われます。

1. 教育プログラムの実施：「生産施設部門」や「情報セキュリティ部門」に向けた制御システムに特化したサイバー対策教育を提供します。
2. アセスメントの実施：国際的に認められた標準規格に基づいて、信頼性の高い脆弱性評価を行い、企業のセキュリティ体制を見直します。
3. コンサルティングサービス：評価結果を基にし、改善点や対策に関するコンサルティングサービスを提供し、必要な支援を行います。
4. ソリューション提供：Honeywellの各種ソリューション、たとえばリスクマネージャーやICSシールドなど、最新の技術を駆使してサイバーセキュリティを強化します。

これらの取り組みを通じて、中西金属工業と日本ハネウェルは、国内外の工場や供給チェーン全体にわたって、サイバー攻撃に強靭なセキュリティを実現することを目指します。