アリナミン製薬とツクイが業務提携を発表
アリナミン製薬株式会社と株式会社ツクイが、超高齢社会における健康寿命の延伸と生活の質の向上を目的とした業務提携契約を締結しました。このコラボレーションは、日本国内で急速に進行する高齢化問題への対応策として注目されています。
提携の背景と目的
現在、日本は世界でも例を見ないスピードで高齢化が進行しており、それに伴って医療や介護財政が厳しくなっています。このような状況下で、病気になる前の予防や未病対策がこれまで以上に重視されています。アリナミン製薬は、長年にわたりフルスルチアミンを核とした健康維持の研究や製品開発を行い、セルフメディケーションを推進してきました。一方、ツクイは日本全国に広がる介護サービスのネットワークを持ち、利用者の生活の質の向上に努めています。
この提携の目的は、健康と介護という二つの領域を横断的に融合させることです。アリナミン製薬の「明日の元気を変えていく」という理念と、ツクイの「人生100年幸福に生きる時代を創る」というビジョンを実現するための新たな取り組みが展開されます。
主な取り組み内容
健康に関する勉強会の共同開催
2025年度を見据えて、アリナミン製薬の専門知識を活用し、ツクイの顧客やその家族、従業員を対象にした健康や栄養、予防医療に関する勉強会を開催します。これは、実践的な情報提供を通じて、家庭や介護現場での健康意識を高めることを目的としています。
新たなサービスの検討
ツクイのサービスを利用している顧客やその家族の健康維持や生活支援につながる新たな取り組みも検討されています。このような新サービスは、利用者のニーズを反映した形で開発される予定です。
マーケティング協力
ツクイの介護現場から得た「生活者のリアルな声」をアリナミン製薬に提供し、それを元に製品開発やマーケティングに役立てます。これにより、より生活者に寄り添った製品や情報を展開することが可能になります。
今後の展望
両社は、この提携を通じて具体的な取り組みを続けながら、社会課題に柔軟に対応し、共に成長していく関係を構築していきます。また、今後はさらに多くのステークホルダーと連携し、様々な活動を通じて医療や介護の未来に貢献していくことを目指しています。
会社概要
アリナミン製薬株式会社
アリナミン製薬は、2021年に武田薬品工業の一般用医薬品部門から独立した企業です。高品質で信頼性のある製品を通じて人々の健康に寄与することを使命としています。
本社所在地
東京都千代田区丸の内一丁目8番2号
株式会社ツクイ
ツクイは1983年に設立され、現在では559か所以上のデイサービスを中心に幅広い介護サービスを展開しています。超高齢社会に立ち向かうためのさまざまな取り組みを行っており、豊かな地域社会の実現に貢献しています。
本社所在地
神奈川県横浜市港南区上大岡西一丁目6番1号