視覚障がい者支援の新たな挑戦
視覚障がい者の方々のための歩行支援を目的とした「歩導くん ガイドウェイ」が、2019年の「International Design Excellence Awards (IDEA)」で銅賞を受賞しました。この受賞は、視覚障がい者の移動をサポートするユニバーサルデザインを基にした製品の重要性を改めて認識させるものです。
受賞の背景
IDEAは世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつで、1600点以上のエントリーがあった中からの受賞は非常に名誉なものです。この賞を主催するアメリカ・インダストリアル・デザイナー協会(IDSA)により、製品の機能だけでなく社会的な影響やユーザー体験も考慮された厳しい審査が行われました。歩導くんは、社会への貢献とともに、視覚障がい者の利便性向上に寄与するデザインとして高く評価されたのです。
歩導くんの特長
歩導くんは、視覚障がい者の方が歩行する際に、白杖で叩いた時の音や感触を通じて誘導路を認識できるソフトマットです。ゴム製で屋内専用のこのマットは、きれいな緩やかな傾斜を持ち、段差のない設計により移動の妨げとなることを防ぎます。特に高齢者や小さな子ども、さらにはヒール靴や車椅子を使用する方にとっても安心して利用できるのが大きな魅力です。
幅広い利用シーン
このマットは、公共施設、空港、病院、銀行ATM、ホテルなど、さまざまな場所での導入が進んでいます。設置は両面テープを利用して簡単に行え、取り外しも容易なため、イベントや催事など一時的な設置にも適しています。これにより、視覚障がい者の方々だけでなく、幅広い人々にとって便利な空間作りが実現可能です。
複数の受賞歴
歩導くんは今回のIDEA銅賞に限らず、2016年にはドイツの「iF Design Award」でも金賞を受賞し、日本初の金賞となりました。また、キッズデザイン賞やGerman Design Awardなど、数々の賞を受賞しており、そのデザイン性と社会性が高評価されています。これらの受賞は、製品の認知度を高め、視覚障がい者支援の重要性を広めるきっかけとなっています。
企業の展望
製造を手掛ける錦城護謨株式会社とデザインを担当した株式会社リプルエフェクトは、今後もさらなる製品の開発に注力し、全ての人にとって便利で快適な社会の実現を目指していく意向を示しています。これらの活動を通じて、より多くの人に歩導くんのような製品が届くことを期待しています。
まとめ
「歩導くん ガイドウェイ」の受賞は、視覚障がい者の移動の助けとなるデザインが世界的に認められたことを意味します。私たちの社会がよりユニバーサルなデザインに基づいて進化していく中で、このような素晴らしい製品が広まり、多くの人々の生活が向上することを願っています。
製品や受賞に関する詳しい情報は、
歩導くん公式サイトをご覧ください。