ローヤルゼリーとナイアシンアミドで若々しい肌を実現する化粧品が登場

ローヤルゼリーとナイアシンアミドを配合した薬用化粧品の研究

概要

近年、エイジングケア製品の需要が高まっている中、株式会社山田養蜂場の美容科学研究所がローヤルゼリー（以下RJ）とナイアシンアミドを配合した薬用化粧品の有効性を確認しました。化粧水、美容液、クリームの3品を12週間使用することで、肌状態の顕著な改善が見られたのです。具体的には、角層の水分量が増加し、肌のバリア機能の指標である経表皮水分蒸散量が改善されました。また、被験者からの主観的評価においても、シワやシミ、肌のたるみなどの改善が報告されています。

研究の背景

エイジングケアには多様な成分が用いられていますが、その中でもナイアシンアミドは特に注目されています。この成分は美白効果やシワ改善の効能を持ち、医薬部外品として2017年に厚生労働省に認可されて以来、多くの化粧品に配合されています。一方で、RJは女王蜂の生命力をもたらす天然素材で、豊富な栄養素を含んでいます。そのため、化粧品原料としても多く使用されています。

研究方法

本研究では、肌に悩みを抱える健康な女性35人（平均58.1歳）を対象にしました。彼女たちは、朝晩2回の使用を12週間続けました。研究では、使用開始前、および4週、8週、12週後に角層水分量と経表皮水分蒸散量を測定し、さらにVASアンケートを用いて主観的な肌状態を調査しました。また、たるみの客観的評価には3D顔面画像生成技術（VECTRA）を活用しました。

研究結果

研究の結果、4週目以降に使用前と比較して、肌の水分量の向上と経表皮水分蒸散量の改善が確認されました。また、主観的な評価では、「全体的な肌印象」「目元のシワ」「頬のたるみ」「シミ、ソバカス」の15項目で改善が観察されました。特にVECTRAによる顔面画像分析でも、たるみの位置に顕著な変化が見られる結果となりました。

今後の展望

この研究を通じ、RJとナイアシンアミドの併用による肌への益を明らかにしました。RJの有用性を科学的に解明することで、より多くの若々しい肌を実現する素材や商品の開発につながることが期待されています。今後、山田養蜂場とそのグループは、RJを含むミツバチ産品の研究を続け、肌の健康をサポートする新たな研究開発を推進していきます。