文京学院大学が学童クラブを開設
文京学院大学(学長:福井勉)は、文京区と連携し、同大学の学生寮「ドーム西片」の1階に学童クラブ「誠之第三育成室」を開設することを発表しました。この育成室は、2025年4月1日にオープンし、地域における子育て支援施設不足の解消を目指しています。
地域のニーズに応える取り組み
文京区では、子育て支援施策の充実を進める中、子育て世代の転入が増加。また、近年、小学生の児童数も毎年3〜5%のペースで増加しています。このような背景から、学童クラブの需要も高まっており、特に都心区における施設の整備が不可欠な状況です。しかし、待機児童の問題も抱えており、学童クラブの受け入れ体制の整備は喫緊の課題とされています。
そこで、文京学院大学は、地域の子どもたちのための育成室を学生寮内に設けることを決定。文京区と協力することで、地域貢献の一環として、学びと支援の場を提供します。相互協力に関する協定を結んでいる文京区との連携を強化し、地域のニーズに応える取り組みを進めます。
誠之第三育成室の詳細
「誠之第三育成室」の定員は40名で、運営は文京区が行います。育成室は、2024年8月から2025年2月にかけて施設の改修工事を行った後、開設される予定です。学生居住スペースとは出入口を分け、完全に動線を分ける設計となっており、安全性とプライバシーが確保されます。
室内には3つの育成室が設置され、温かみのある環境を提供することを目指しています。地域に住む子どもたちが安心して通える学びの場所として、文京学院大学と文京区は力を合わせます。
今後の展望
文京学院大学は、今後も地域自治体や近隣の住民と協力し、大学ならではのリソースを活用した地域貢献を進めていく方針です。共に支え合う社会の実現に向けて、地域の課題に対する取り組みを強化し、持続可能なコミュニティの構築に寄与していくことを目指しています。誠之第三育成室を通じて、文京区の子どもたちの健やかな成長を支えるため、大学と地域が手を取り合っていく姿勢が非常に注目されます。