ミャンマー地震とピープルズ・ホープ・ジャパンの活動
2025年3月28日、日本時間午後3時20分ごろ、ミャンマー中部マンダレー付近で大規模な地震が発生しました。この地震により、3,003人が命を落とし、4,515人がけがをしたと報じられています。さらに、351人の行方が依然として不明であり、被害の深刻さを物語っています。しばらくの間、被災状況の詳細は不明でしたが、今現在、現地からの報告が続々と寄せられています。
特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)は、ミャンマーの首都ネピドーに事務所を持ち、現地スタッフと日本人職員が共に活動しています。地震発生時、PHJのスタッフは全員無事でしたが、事務所は大きく揺れ、断水や停電が発生していました。PHJは迅速に緊急支援を行うための準備を進めています。
現地の状況と支援の動き
PHJは、震災直後から現地保健当局と連携し、被害状況を調査することに努めています。その目的は、被災者に対して、どのような支援が最も必要かを的確に把握し、適切な支援を届けることです。PHJの活動内容には、以下が含まれます:
被災状況や支援ニーズの調査
物資支援
その他、現地ニーズに応じた支援
事務局運営費の支援
ミャンマーは、昨年9月にも大規模な洪水が発生しており、PHJは継続的に現地での支援を行ってきました。今回の地震に対しても、支援物資を調整し、現地の状況に合わせた支援を行っていくことが求められています。特に緊急医療対応や水と衛生に関する支援が重要視されています。
PHJが直面する課題
PHJのスタッフは、地震の影響を受けた人たちと同じ状況にあります。ライフラインが断たれ、生活環境が未曾有の試練に直面しています。特に心配なのは、依然として続く余震や不安定な生活環境です。こうした厳しい状況下でも、PHJは被災者の生活を少しでも支えるため、現地でできる限りの活動を続けています。
スタッフは日々、事業地での被災状況の確認に努め、医療施設やボランティアとの連携を深めています。情報通信の手段が限られる中での活動は、様々な困難を伴いますが、彼らの努力によって被災者への支援は着実に進められています。
支援への呼びかけ
PHJは、被災地での活動を支えるための資金を募っています。初期目標は100万円で、寄付金は保健や水と衛生、栄養分野での支援に使われます。現地のニーズに基づいて支援物資の内容や量も変更される可能性がありますので、ぜひ皆様のご支援をお願いします。詳細はPHJの特設サイトで確認できます。 いま、私たちにできることに力を合わせ、ミャンマーの人々を助けるための手を差しのべましょう。
ピープルズ・ホープ・ジャパンについて
1997年に設立されたPHJは、国際NGO「Project HOPE」の日本法人として、東南アジアで自立支援に特化した活動を行っています。特に母子保健を中心に、教育を通じて地域の人々の力を引き出す取り組みを続けています。国際的な視点を持ちながら、地域に密着した支援を提供するPHJ。今回の地震に対する支援もその一環です。私たちの小さな支援が、ミャンマーの人々に大きな希望をもたらすことを祈りつつ、引き続き活動を応援してまいります。