越境EC市場への参入を狙う日本企業、その課題とは?
最近、ZenGroup株式会社が行った調査によって、日本企業の越境EC市場への関心が高まっていることが明らかになりました。越境ECを未実施の事業者のうち、実に50%が1年以内に参入を検討していることが分かりました。一方で、その際の障壁として「集客」と「国際配送」が挙げられており、言語対応の問題を上回る課題として浮き彫りになっています。
調査の概要
この調査は、2025年12月に開催される越境EC会議2025に参加する80名を対象に、オンラインで行われました。調査内容は、現状の海外販売状況や、今後の参入予定時期、海外展開における課題点についてのものであり、結果は興味深いものでした。
越境EC未参入企業の参入意欲
調査結果によると、越境ECに取り組んでいない企業の中で、23.7%が「半年以内」、26.3%が「1年以内」の参入を考えています。この合計で50%に達しており、国内市場の縮小が背景にあることが伺えます。多くの企業が海外市場の魅力を感じている証拠です。
課題の現れ方
越境ECにおける障壁としては、「集客」が53票、「国際配送」が39票とされており、言語対応は20票に留まりました。特に、自社サイトで販売を考える企業の64.3%が「国際配送」を重大な課題と位置付けているのに対し、越境ECモールに出店する企業の56.3%は「集客」に悩んでいることが分かります。販売形態によって異なる課題が見えてきます。
課題克服のための戦略
集客戦略
集客の課題を克服するためには、まず市場調査が重要です。国や地域ごとに消費者のニーズは大きく異なるため、まずは小規模なテストマーケティングを実施し、その結果を基に進出国を選定することが推奨されます。デジタル広告を活用することで、限られた予算の中でも効果的なマーケティングが可能になる時代です。
物流戦略
次に、物流面では国際情勢に適応した柔軟な配送戦略が求められます。最近のデミニミス・ルールの撤廃や通関、税制の改正は、事業者にとって厳しい環境を生じさせています。物流の専門家やパートナーと連携を深めることで、複雑な国際物流にも適切に対応することが可能になります。
今後のイベント
ZenGroupでは、これらの物流課題を解決するためのイベントを開催する予定です。越境ECの担当者や経営企画・ロジスティクス部門の責任者にとって、今後の戦略立案に役立つ内容となっています。詳細は以下の通りです。
- - イベント名: 越境ECの未来を考える2026-ロジスティクスと越境ECの可能性
- - 開催日: 2026年3月12日(木)
- - 時間: 開場12:00 / 開演13:00 / 終了17:30(懇親会17:45~19:45)
- - 会場: グランフロント大阪およびオンライン(ハイブリッド形式)
- - 申込み: こちらから
ZenGroup株式会社について
最後に、ZenGroup株式会社について紹介します。同社は「世界の越境EC販売額の20%を日本に」というビジョンを掲げ、19言語対応で日本の企業・ブランドの越境ECをトータルサポートしています。さまざまな越境ECサービスを展開し、300万人以上の会員を持ち、175か国に商品を発送しています。
今後も、日本の商品を海外市場に届けるための取り組みを進めていくでしょう。