プラスチック汚染から海鳥を守ろう!日本野鳥の会が被害状況調査を実施
公益財団法人日本野鳥の会は、自然環境に流出したプラスチックによって海鳥をはじめとした野鳥が受けている被害を把握するため、7月15日の海の日を機に、大規模な調査を開始しました。
この調査は、野鳥のプラスチックによる被害状況をより正確に把握することを目的としています。バードウォッチングや自然散策、海辺でのレジャーなどを通して、野鳥とプラスチックに関する問題を発見した方は、写真と詳細情報を提供することができます。
調査では、誤食、絡まり、巣材利用など、さまざまな被害状況が対象となります。過去に撮影された写真でも、詳細な記録があれば調査対象となるため、貴重な記録をお持ちの方はぜひご協力ください。
調査への協力方法
調査への協力は、専用フォームを通じて行うことができます。フォームでは、被害状況の写真、観察日時、場所、鳥の種類、観察内容などの情報提供を求められています。
特設ページ「プラスチック汚染から海鳥を守ろう」公開
海の日を記念し、プラスチックが野鳥や環境に与える影響について解説する特設ページ「プラスチック汚染から海鳥を守ろう」が公開されました。
特設ページでは、プラスチックが野鳥にどのような問題を引き起こしているのか、私たち個人ができることは何かなどをわかりやすく紹介しています。
日本野鳥の会の取り組み
日本野鳥の会は、海鳥へのプラスチックの影響を減らすため、普及啓発、海鳥への影響調査、政策提言などの活動を行っています。
普及啓発では、プラスチック問題に関する理解を深め、正確な情報を多くの人に伝えるためのウェビナーを開催しています。また、海鳥への影響調査では、伊豆諸島で繁殖するオーストンウミツバメやカンムリウミスズメなどの海鳥への有害化学物質の蓄積状況を研究機関と共同で調査しています。さらに、政策面では、「減プラスチック社会を実現するNGOネットワーク」の一員として、プラスチックの削減やリユースの推進を提言しています。
私たちにできること
私たち一人ひとりができることはたくさんあります。
プラスチックの使用を減らす
ゴミをきちんと分別する
海辺をきれいにする
プラスチック問題について周りの人に伝える
海鳥を守るため、私たちも積極的に行動していきましょう。