NOKクリューバーの新たな一歩:低露点用グリースの登場
2026年に開催される「BATTERY JAPAN [国際] 二次電池展」で、NOKクリューバー株式会社が次世代の電池製造に向けた革新として発表するのが、低露点用グリースです。この製品は、リチウムイオン電池や全固体電池の製造過程で必須となる超乾燥環境に特化して設計されています。従来の潤滑剤では難しかった露点-50℃から-70℃の厳しい条件下でも、安定した潤滑性を提供し、製造装置の寿命を伸ばすことが期待されています。
開発の背景
リチウムイオン電池や全固体電池の製造には、水分を極力排除する必要があり、非常に乾燥した環境が求められます。しかし、こうした環境では一般的な潤滑剤が摩擦抵抗を高めてしまい、潤滑性能が低下してしまうという問題が存在しました。そこで、NOKクリューバーは独自の試験技術を開発し、超乾燥環境下の潤滑性を評価することに成功しました。
新たに開発された低露点用グリースは、特定の金属元素(銅、亜鉛、鉄)を含まず、そのため電池特性に対する負の影響を最小限に抑えています。実際の摩擦試験においては、グリースの使用により摩擦抵抗が低下し、潤滑性能が持続されることが確認されています。これにより、製造装置の摩耗を防ぎ、安定した性能を維持しつつ生産性の向上にも寄与します。
低露点用グリースの特長
- - 長寿命化の実現:低露点環境下での優れた潤滑性を持ち、製造装置の耐久性を高めます。
- - 特定金属元素が不使用:電池特性への悪影響を軽減し、高い性能を維持。
- - 省エネ効果:大気環境でも優れた潤滑性能を発揮し、エネルギー効率を向上させます。
NOKクリューバーは、この新製品だけでなく、クリーンルーム環境に適した低発塵グリースなども提供しています。特にISOFLEX TOPAS NCA 152は、製造過程で発生する微細粒子を抑制し、高い性能を誇ります。これにより、不良品の発生を抑え、安心して使用できる環境を提供し続けるのです。
展示会情報「BATTERY JAPAN [国際] 二次電池展」
この新製品は、東京ビッグサイトにて開催される「BATTERY JAPAN」で初めて公開される予定です。詳細はリリースに記載されていますが、最新の技術開発を目の当たりにできる貴重な機会となります。
- - 会期:2026年3月17日(火)~19日(木)
- - 会場:東京ビッグサイト(江東区有明3-11-1)
私たちの未来を支える電池技術が、一歩進んだ形で発表されることを心待ちにしています。NOKクリューバーの低露点用グリースは、補完的な技術革新をもたらし、業界の新たなスタンダードとなることが期待されています。これにより、電池製造分野におけるさらなる発展が進むことでしょう。