Herman MillerがEames Lounge Chairに竹素材を採用
デザイン界の巨匠、Herman Millerが新たにEames Lounge Chair and Ottomanに竹由来の生地をラインアップに追加しました。この革新的な素材は、柔らかくしなやかで、耐久性にも優れています。さらに、傷や色褪せにも強いため、様々な用途に適しています。
環境に優しい選択
今回の新素材の採用は、Herman Millerのサステナビリティに対する強いコミットメントを象徴しています。特に竹は成長が早く、他の樹木に比べて二酸化炭素を多く吸収し、水分も少なくて済むため、環境負荷を削減する優れた選択肢です。この新素材を使用することで、従来のものより最大35%のカーボンフットプリント削減が期待されています。
Eames Lounge Chairの歴史
Eames Lounge Chairは1956年にCharlesとRay Eamesによってデザインされ、瞬く間にラウンジチェアの基準となりました。以来、Herman Millerによって製造・販売され、時代を超えて愛用されています。その美しいデザインと高い品質は、熱心なコレクターやデザインファンを魅了してきました。
デザインの背後にある思想
このチェアは、イギリスのクラブチェアにインスパイアされたもので、「使い込まれた一塁手のミットのような温かみのある包容力」を持つデザインを目指しました。座面は傾斜があるため、体にフィットしやすく、長時間座っても快適です。
新素材の詳細
新たに採用された竹由来のファブリックは、バンブー・アイボリー、バンブー・ラセット、バンブー・ブラックの3色展開。既存のシェルタイプとも組み合わせ可能で、そのサイズはクラシックとトールから選ぶことができます。この新しいデザインは、これまでのイームズチェアに新たな息吹を吹き込むことでしょう。
未来への展望
Herman Millerは1923年にスタートし、多くの著名なデザイナーと関わり続けてきました。今後も新素材を駆使した製品の開発を進め、持続可能な社会の実現を目指しています。Eames Lounge Chairは単なる家具でなく、環境に対する配慮を体現するアイコン的存在として、さらなる魅力を持つことでしょう。
2024年への期待
新しいEames Lounge Chair and Ottoman Bambooは、2024年10月18日から販売が開始されます。Herman Millerの店舗に足を運び、その質感やデザインをぜひ体験してみてください。環境に優しい選択肢として、サステナブルな未来に貢献するアイテムとなることを期待されています。