睡眠啓発イベント
2019-09-25 14:30:07

睡眠の重要性を再認識!厚労省が行った睡眠啓発イベントレポート

健康生活の基本、睡眠を再考するイベント



厚生労働省は、9月の健康増進普及月間に合わせて、9月17日に虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)にて「睡眠啓発イベント」を実施しました。この取り組みは、「健康寿命をのばそう!」をスローガンに掲げ、生活習慣の改善を促進する「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環です。

イベントには約50名の参加者が集まり、健康についての意識を高める機会となりました。開会式では、奈尾基弘大臣官房審議官がイベントの意義を語り、個人が自身の健康を見つめ直すことの重要性を強調しました。

睡眠の専門家たちによるトークセッション



トークセッションでは、東京慈恵会医科大学の教授である千葉伸太郎先生、ユニークな企業文化を持つ株式会社CRAZYの松田悠介氏、そしてヤフー株式会社の市川久浩氏がゲストとして登壇しました。千葉先生は、現代社会における睡眠不足の問題を挙げ、仮眠や昼寝が作業効率を向上させるという研究結果を紹介しました。特に、昼間の短時間の仮眠が脳の働きに与える影響について事例を交えて詳しく解説しました。

松田氏は、自社で導入した「睡眠報酬制度」の成功事例を発表しました。この制度は、一日の睡眠時間が6時間を超えるとポイントが付与され、それが社内のカフェや食堂で利用できる仕組みです。導入後、社員の睡眠の質が向上し、コミュニケーションも活性化していると報告しました。

市川氏はヤフーの取り組みについて紹介し、社員が業務を効率的に行うために、仮眠スペースやRestルームの設置など、睡眠に関する施策の重要性を訴えました。これは大規模な組織においても、健康な環境を整えることができる良い例です。

健康を担う「いびきを抑えるエクササイズ」



イベントの中で千葉先生が行った「いびきを抑えるエクササイズ」は、家庭でも簡単に実践できるトレーニングです。スプーンを使って口周りの筋肉を鍛えるこのエクササイズによって、自然な呼吸が促され、いびきを減らす効果が期待できます。参加者は実際に体験し、好評を得ていました。

健康キャラクター・野村萬斎氏の登壇



イベントの締めくくりには、「スマート・ライフ・プロジェクト」の公式キャラクターである狂言師・野村萬斎氏が登場しました。彼は、衛生的な生活リズムを持つことの大切さを述べ、自己流の健康法として「寝る前にお風呂に入ること」や「仮眠をとる習慣」を挙げました。また、彼の舞台活動から得た笑いの効用についても語り、参加者たちを楽しませました。最後には、全国の人々に向けて「睡眠について考えるきっかけになれば」とのメッセージを送りました。

まとめ



今回の「睡眠啓発イベント」は、現代社会での睡眠の重要性を再確認させる内容であり、健康づくりに向けた具体的なアプローチが示されました。睡眠を見直すことで、良好な生活習慣が築けることを多くの人々に伝えるとともに、それぞれが自身の睡眠を改善し、健康を保つための一歩を踏み出していくことが期待されます。

会社情報

会社名
厚生労働省
住所
東京都千代田区霞が関1-2-2
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