RTB House、プライバシー重視の広告エコシステム構築へ、サイモン氏をVPに任命
最先端のAIディープラーニング技術によるデジタルマーケティングテクノロジーを提供するRTB Houseは、プライバシー広告基準担当のヴァイスプレジデントにチャールズ・サイモン氏を任命したと発表しました。サイモン氏は、プライバシー、ガバナンス、データポリシーに関する豊富な経験を持ち、NikeやGoogleでプライバシー関連の要職を歴任してきました。
RTB Houseにおいてサイモン氏は、IABイニシアチブなどのフレームワークに対する内部および外部のプライバシー広告基準の策定をリードしていきます。さらに、コンプライアンスイニシアチブの拡大やプライバシー重視の広告エコシステム構築のためのパートナー開拓など、幅広い取り組みを推進していく予定です。
RTB HouseのCCOであるマイケル・ラム氏は、サイモン氏の専門知識が、クッキーレス広告エコシステムのさらなるグローバル展開とリーダーシップにおいて大きな力となると期待しています。特に、プライバシー重視の広告活動へのコミットメントを明確化し、Privacy Sandboxの発展を強化する上で重要な役割を果たすと述べています。
サイモン氏は、デジタル広告業界の運営方法にパラダイムシフトが起きている中で、RTB Houseに参加できたことを喜び、オープンウェブのユーザーにプラスの変化をもたらすための戦略的パートナーシップを追求しながら、プライバシー重視のマーケティングアプローチを推進していく意気込みを語っています。
サイモン氏の豊富な経験がRTB Houseをさらに進化させる
サイモン氏は、プライバシーに関する専門知識を持つだけでなく、MediaMathでのGDPRへの技術的対応の設計・実装や、IAB Europe Transparency & Consent Framework(TCF)のバージョン1を共同策定した経験も持ち合わせています。
このような経験を活かし、サイモン氏はRTB Houseにおいて、サードパーティクッキーへ向かうデジタル広告業界の未来を形作るための最適な人材として期待されています。
RTB Houseとは
RTB Houseは、最先端のディープラーニングエンジンで駆動するマーケティングテクノロジーを世界中のトップブランドおよびエージェンシーに提供するグローバル企業です。そのソリューションは、各ファネルに適用でき、EMEA、APAC、アメリカ地域で3000以上のアクティブなキャンペーンで使用されています。2012年の創業以来、チームは急速に拡大しており、Financial Timesによって、ヨーロッパで最も成長している企業として、6年連続選出されています。
RTB Houseは、深層学習をアルゴリズム全てに展開してからも人工知能の研究を進めており、AIマーケティングラボ、クリエイティブラボを開設し、AIを基にしたブランディング広告やリターゲティングソリューションなどを提供しています。
プライバシー重視の広告エコシステム構築へ、RTB Houseの取り組み
サイモン氏の就任により、RTB Houseはプライバシー重視の広告エコシステム構築をさらに加速させ、クッキーレス時代のデジタル広告業界をリードしていくことが期待されます。
今後、RTB Houseがどのような取り組みを進めていくのか、注目が集まるところです。