オンライン講座「LCスケール・LCSAの実施と指導・支援の実際」開催レポート
最近、著名な専門家を迎えてオンライン講座が行われました。「LCスケール・LCSAの実施と指導・支援の実際」では、子どもの言語コミュニケーションの発達についての重要な情報が提供されました。本講座の講師には東京学芸大学名誉教授の大伴潔氏が、進行役には中川信子氏が登壇し、参加者へ充実した内容を届けました。
LCスケールとLCSAとは?
この講座では、LCスケール(Language Communication Scale)とLCSA(Language Communication Scale for Adolescents)という二つの支援ツールについて詳しく学びました。
LCスケールは、主に0~6歳の乳幼児が対象で、言語の成長を把握するための検査です。語彙や文法、そしてコミュニケーションの発達を評価し、それに基づいて支援プログラムを設計するための重要なツールです。特に、LCスケールの改訂版、LC-Rも使用されることが多く、現場で広く活用されています。
LCSAは、学童を対象としたLCスケールの学齢版であり、主に小学生の文や文章の理解力や表現力を評価します。子供たちがどのように言葉を使い、コミュニケーションを行っているかを把握する手助けとして機能します。
当日の講座内容
2023年7月28日(日)、この講座は午前と午後、さらに専門職向けの事例検討会と段階を分けて行われました。
- - 午前セッション(10:00~12:00):LCSAの実施やその方法について、不明点が解消されるよう詳細な解説が行われました。
- - 午後セッション(13:00~15:00):LCスケールに関する具体的な実施方法や支援への活用についての説明が続きました。
- - 事例検討会(15:30~17:30):5名のパネリストが登壇し、参加者同士で目標設定や支援方法について意見交換が行われました。
参加者は、通常の職場ではなかなか得られない貴重な知見を共有し合うことができ、非常に有意義な場面が展開されました。「明日からの臨床に生かしたい」といった声や「評価から指導まで具体的な内容で理解が深まった」との感想が多く寄せられました。
参加者から寄せられた反響
参加者は以下のような感想を述べました。
- - 「検査内容だけでなく、ことばを育むために大切な点を再認識できた」
- - 「LCスケールを活用するので、具体的なポイントを学びとても勉強になった」
- - 「参加者同士の意見交換が刺激になり、貴重な気づきを得られた」
今後の活動について
この講座は、多くの専門職の参加を得て成功裏に終了しました。次回の開催予定など、詳細は「ことばサポートネット」の公式ウェブサイトやSNSで随時お知らせいたします。
当団体は、言語や発音に悩む方々に遭遇した際に、言語聴覚士が寄り添える体制の構築を目指しています。
公式ウェブサイトはこちら:
ことばサポートネット
また、次回イベントの情報はPeatixでのチェックもお勧めです:
Peatix
多くの人々が必要としている学びの場を提供し続けられるよう、今後も努力をしてまいります。