阪急阪神不動産が物流施設「ロジスタ大阪淀川」の新築工事を開始

新たな物流拠点「ロジスタ大阪淀川」が誕生

阪急阪神不動産が新たに物流施設「ロジスタ大阪淀川」の新築工事に着手すると発表しました。この施設は、同社の「ロジスタ」ブランドにおける初の大阪市内での物件であり、2027年2月末に竣工予定です。

近年、物流のニーズは日々変化しており、特にネット通販の成長に伴い、高機能な物流施設への需要が増加しています。また、企業のサプライチェーンが見直されている中、便利用性の高い立地が求められるようになってきました。これを受けて、新たな物流拠点として「ロジスタ大阪淀川」が開発されることになりました。

「ロジスタ大阪淀川」の立地・特徴

この施設は、広域輸送と“ラストワンマイル配送”の両方に強みを持つ理想的な立地です。阪神高速11号池田線「豊中南IC」や名神高速「豊中IC」から約7.2キロメートルの距離に位置しており、関西圏を中心に広域配送が可能です。また、国道423号にも近く、「JR大阪駅」からも約6.5キロメートルというアクセスの良さを誇ります。これにより、配送の効率が大幅に向上します。

さらに、大阪市北部から北摂地区にかけては多くの人口が集積しており、最寄りのバス停からも徒歩圏内に位置するため、事業者にとっても人材確保がしやすい環境となっています。

高機能な物流施設

「ロジスタ大阪淀川」は、最大2テナントの入居が可能で、施設の両側には10トンのトラックが同時に接車できるトラックバースが設置されます。これにより、高い回転率で荷物を取り扱うことができるようになります。また、荷物用エレベーターや垂直搬送機も設置されており、荷物を効率的に搬送するシステムが整っています。

倉庫部分では、床荷重が1.5トン/平方メートル、天井の高さは5.5メートルと、非常にゆったりとしたスペースが確保されており、さまざまなニーズに応じた倉庫として利用できます。特に、夏場の高温に対応するためにシーリングファンが設置され、労働環境にも配慮されています。