緊急事態宣言と食生活の変化
新型コロナウイルスによる影響で、私たちの生活習慣は大きく変化しました。その中でも特に食生活に注目した国際的な研究が進められています。アントワープ大学のCharlotte De Backer教授が率いる国際研究チーム「FOOMS (Food, Media, & Society)」は、世界各国でのロックダウンや緊急事態宣言が人々の食に対する行動や認識にどのように影響を与えたのかを調査しています。
調査の目的
本調査の目的は、世界規模での食生活における行動の変革を理解し、その結果としての栄養情報の偏りを改善することです。例えば、家庭でよく作る料理や、友達から受け取る食に関する情報、さらにはソーシャルメディアやテレビ番組からの影響がどのように私たちの食選びに役立っているかを探ります。特に、現在のように信頼できる情報が求められている状況において、この研究は重要な意義を持つとされています。
調査方法
調査参加は任意で、誰でも参加可能です。18歳以上の方々に向けて25分程度のアンケートが用意されています。アンケートへのアクセスは以下のリンクから行えます。個人情報は一切収集しないため、安心してご回答いただけます。
アンケートはこちらから
回答締切は2020年5月31日までです。多くの方々の参加が必要とされているため、ご同僚や友人にもこのリンクを共有していただければ幸いです。
研究者からのメッセージ
Charlotte De Backer教授は、「家族や友人との関係性が、食生活の質や選択に大きな影響を与えることが従来の研究で明らかになっています。この調査では、コロナウイルスの影響下で私たちの食習慣にどのような変化が見られるか、またそれに関連するメディアや他者の影響を掘り下げていきます」と述べています。食に対する情報の二極化や偏りが問題視される中、参加者の意見が集約されることで、より健全な食生活への道筋が見えてくることを期待しています。
参加国と調査結果
FOOMSプロジェクトは現在37カ国に広がりを見せています。この調査の結果は、最終的にアントワープ大学の公式サイトで公表される予定です。私たちの食生活の今後の在り方を見定めるためにも、ぜひ皆さんからのご意見が必要です。
FOOMSプロジェクトについてはこちらから
調査に関する詳細や問い合わせについては、以下のメールアドレスにご連絡ください。
コート・デ・バック教授(E-mail:
[email protected])
この機会に皆さんの声を集め、食生活のポジティブな変化を促していく機会としましょう!