建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のための新たな基盤
エムシーディースリー株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:飯田正生)は、建設業向けクラウドサービス「建設サイト・シリーズ」と、技能者用のスマートフォンアプリ「Myグリーンサイト」が外部サービスとスムーズに連携できる新たなサービス基盤を構築しました。この基盤の構築にあたっては、3社との技術検証を含む連携契約を締結し、今後は各社との検証を行いながらサービスの本格展開を進めていく予定です。
背景と現場の課題
近年、建設業界ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められていますが、その推進には現場で働く協力会社の技能者や職長がITツールを効果的に活用することが不可欠です。しかしながら、現実には以下のような課題がDX推進を妨げています。
元請会社の業務負担
新規入場する技能者に対して、ITツールごとに有効なアカウントの発行が必要で、現場への招待作業が手間となっています。この管理・運用に多くの時間と労力がかかるため、元請会社の職員にとって大きな負担となっています。
技能者の抵抗感
一方、現場で働く技能者は、複数のツールを利用する際にそれぞれ異なるIDやパスワードの管理が必要で、ログイン時に「使い方がわからない」といった小さな問題が積み重なり、ITツールに対する抵抗感が生まれています。多忙な現場作業の中で、これらの課題がDX推進の大きな障壁となっています。
外部サービス連携基盤の特徴
エムシーディースリーは、これらの課題を解決するために「Myグリーンサイト」を出発点とするサービス基盤を開発しました。280万人を超える技能者データを活用し、技能者ごとにユーザーIDを自動発行する仕組みを構築しています。これにより、外部のITサービスとシームレスに連携できる環境が整備されました。
主な機能
Myグリーンサイトから連携サービスに簡単にアクセスでき、業務プロジェクトに自動参加が可能です。これにより、元請会社の職員による手動の招待作業が不要になります(特許出願中)。
建設サイト・シリーズのユーザーIDを使用して連携サービスに一度のログインでアクセスできるため、各サービスごとのID・パスワード管理の手間が省けます。
労務安全書類作成サービス「グリーンサイト」に登録している技能者のデータを活用し、Myグリーンサイト上で自動的にユーザーIDを発行する仕組みを実現しました。技能者は新たなアカウントの登録手間をかけずに連携サービスを利用開始できます。
これらの機能により、元請会社の職員や技能者の業務負担を軽減し、建設現場でのDX推進を強力にサポートします。
連携パートナーと今後のスケジュール
エムシーディースリーは、以下の3社と技術検証を行いながら連携を進めていく契約を結びました。これに加えて、他のパートナー企業との契約も順次推進する予定です。
- - SORABITO株式会社 - GENBAx点検
- - 株式会社MetaMoJi - eYACHO for Business
- - 株式会社ダイヤモンド建機 - ConPath-D
技術検証と試行を経て、2026年度以降には本格的なサービス展開が見込まれています。各社との具体的なスケジュールについては、詳細が決まり次第お知らせされる予定です。
未来に向けた展望
エムシーディースリーは、建設業界のDX推進において、元請会社だけでなく協力会社の技能者一人一人が日常的にITツールを使用できる環境の整備が重要と捉えています。Myグリーンサイトを中心としたID基盤を確立し、業界での主要なサービスとの連携を拡充することで、業界全体のデジタル化に貢献していく所存です。今後も顧客や連携パートナーからのフィードバックをもとに、サービスの改善を続けていく考えです。