朝日ネット、次世代サービスゲートウェイを導入
株式会社朝日ネットは、イスラエルのAllot社が提供する最新のサービスゲートウェイ「SG-TeraⅡrev3」を世界で初めて導入することを発表しました。この新しいゲートウェイは2024年12月にリリース予定であり、通信ネットワークの最適化とサイバーセキュリティの強化を実現するものです。
新たな技術の背景
朝日ネットは、NTT東日本及び西日本が提供する「フレッツ光ネクスト」に基づいたIPoE方式でのIPv6インターネット接続サービス「v6コネクト」を展開しています。2021年からはAllot社のDPIソリューション「SG-TeraⅡ」を利用し、日々増加する通信量に対応してきました。近年、オンラインゲームやSNSの需要が高まり、従来の通信量ではカバーできない状況が発生しました。これに対応するため、SG-TeraⅡrev3の導入が決定されたのです。
SG-TeraⅡrev3の特長
新たに導入されるSG-TeraⅡrev3は、従来型の「SG-TeraⅡ」に比べて約2倍の性能を誇る通信ネットワーク最適化システムです。これにより、すべてのユーザーに対して均一で安定的なトラフィックの提供が可能になります。また、DDoS攻撃防止など、さまざまなセキュリティ機能も搭載されており、拡張性も高いため、多様なニーズに応えることが可能です。
主な性能仕様
- - スループット: 最大2.8Tbps
- - 新規セッション接続: 最大700万/秒
- - コンフィグレーション: 102x100G、26x400G、または102x25G/10Gポートの構成が可能
このように、SG-TeraⅡrev3は高いパフォーマンスと柔軟な設定が特徴です。最大構成時には18Uのスペースを適用することが可能で、通信の冗長性も持たせる設計が組まれています。特に、アクティブ+アクティブのSLB(フロントエンドスイッチ)と最大8ノードの冗長構成を有するコンピュータノード(SG-9900)を活用することで、システム全体の安定性が向上します。
朝日ネットの今後
株式会社朝日ネットは、引き続きITインフラの向上を目指し、通信の安定供給を実現するための取り組みを続けています。また、Allot社とのパートナーシップを強化し、今後のサービス充実に注力していく構えです。これにより、ユーザーの利便性向上だけでなく、企業としての競争力も高まります。
会社情報
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株式会社朝日ネット
代表者: 土方 次郎
所在地: 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー21階
URL:
https://asahi-net.co.jp/
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株式会社アイティフォー
代表者: 佐藤 恒徳
所在地: 東京都千代田区一番町21番地一番町東急ビル
URL:
https://www.itfor.co.jp/
新たな技術の導入により、朝日ネットが培ったネットワーク技術はさらなる進化を遂げ、ユーザーにとって価値あるサービスを提供していくことでしょう。通信市場における今後の展開が楽しみです。