一休が導入したセキュリティ教育クラウド
高級ホテルや旅館の予約サイト「一休.com」を運営する株式会社一休が、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入したというニュースが新たに報じられました。この取り組みは、一休が顧客情報や自身の情報を守るために行われるセキュリティ強化の一環です。
一休は、単なる宿泊予約サービスに留まらず、レストラン予約やスパの予約、さらにはお取り寄せグルメやふるさと納税といった、多岐にわたるサービスを提供しています。そのため、顧客からの信頼を築くことが非常に重要であり、セキュリティの強化が必須となります。
セキュリティ教育の必要性
これまでも一休は、セキュリティ教育に積極的に取り組んできましたが、自社開発の教育コンテンツには限界がありました。特に、未受講者への個別連絡にはリソースを多く割かなければならず、効果的な運用ができていなかったのが現実です。情報漏洩や不正行為の防止のためには、従業員のセキュリティリテラシーを向上させることが肝心だと同社は考えていました。
セキュリオによる解決策
このような背景から、一休はLRM株式会社が提供する「セキュリオ」の導入を決定しました。セキュリオは、豊富な教育コンテンツをもとに、従業員へのセキュリティ教育を効率的に行うためのクラウドサービスです。管理画面から簡単に教育の進捗状況を把握し、受講者へ催促する操作もボタン一つで完結します。これにより、従業員のセキュリティリテラシー向上が期待できます。
効率的で継続的な教育
「セキュリオ」の大きな特徴は、学習内容をカスタマイズできる柔軟性にあります。企業の特性に合わせた教育プログラムを提供でき、実際の業務に即した内容で正しい知識を身につけさせることが可能です。また、定期的にミニテストや訓練を行い、従業員の理解度を確認することにより、継続的な学びを促進します。
さらに、フィッシングメール訓練など実践的な学習も行えるため、従業員は常に情報セキュリティに警戒を持つことができます。特に、不審なメールが届いた場合の迅速な通報体制の構築も強調されており、社内での情報共有がスムーズに行えるようになります。
企業理念と今後の展望
LRM株式会社は「Security Diet®」という企業理念のもと、2,000社以上の企業にセキュリティ教育を提供し、持続可能な情報セキュリティ体制の構築を目指しています。この度の一休によるセキュリオの導入は、多くの企業における情報セキュリティ教育のスタンダードになる可能性を秘めています。
一休は、今後もセキュリティを意識しなくても情報が保護される環境を整えつつ、従業員のITリテラシーを向上させる取り組みを進めます。企業が成長するためには情報セキュリティの強化が不可欠であり、今後の展開に注目が集まります。
詳しくは、
セキュリオ公式サイトをご覧ください。