株式会社aiESGが掲げる脱炭素社会の実現
株式会社aiESG(福岡県福岡市)は、2025年度の事業活動における温室効果ガス排出量を実質カーボンフリーにするため、再生可能エネルギー証明書(NFCs)を購入しました。これは、日本卸電力取引所が主催するオークションに参加し、60,000 kWhの非化石証書を落札した結果です。この取り組みにより、aiESGは企業としての責任を果たすと同時に、環境への配慮も示しています。
再生可能エネルギー証明書(NFCs)とは
再生可能エネルギー証明書とは、企業が使用する電力が再生可能エネルギー由来であることを証明する証書です。日本では1MWhの再生可能エネルギーが発電されるたびに発行され、この証明書を利用することによって、企業は自社の電力消費が環境に配慮されたものであることを示すことができます。これにより、再生可能エネルギーの普及が促進されます。
なぜ再生可能エネルギー証明書なのか
最近、多くの企業がカーボンクレジットを利用してカーボンオフセットに努めていますが、これには一部問題も指摘されています。国際的なイニシアチブであるSBTi(Science Based Targets initiative)では、カーボンオフセットを短期的な排出削減の主要手段として肯定していません。この背景には、実際の排出削減効果が乏しい点や人権問題との関連性が存在します。
aiESGは、こうした状況を考慮し、透明性と信頼性が高い再生可能エネルギー証明書の活用を決定しました。この選択は、脱炭素化への貢献という目標を実現するために必要なステップなのです。
aiESGの脱炭素化への取り組み
aiESGの最高経営責任者である関大吉さんは、サステナビリティを企業の中核に据えた行動を重視しています。今回の非化石証書の購入は、実質的で科学的根拠に基づいた行動の第一歩であり、自社の環境への影響を最小限に抑えることを誓っています。また、aiESGはESG分野においてリーディングカンパニーとしての役割を果たすべく、社会全体のサステナビリティ向上を目指すと表明しています。
aiESGの企業理念
株式会社aiESGは、九州大学発のスタートアップで、持続可能な社会の実現に向けてESG分析に取り組んでいます。国連報告書の代表を務めた経験を活かし、全サプライチェーンを対象としたESG評価プラットフォーム「aiESG Flow」を提供し、企業の環境責任をサポートしています。
企業の環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現へ向けた取り組みを着実に進めるaiESG。今後の進展が期待されます。
会社情報
- - 会社名: 株式会社aiESG
- - 所在地: 福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階
- - 設立: 2022年7月
- - 代表取締役社長: 馬奈木 俊介
- - 事業内容: プロダクト/サービスレベルのESG分析事業
- - 公式サイト: https://aiesg.co.jp/